【お歳暮に最適】三ケ日みかん!骨粗しょう症予防にも効果があり!
肌寒くもなり、こたつが恋しくなる季節が近づいてきました。
こたつといえば、みかん!
家族みんなでぬくぬく暖まりながらみかんを食べたいですね。
浜松でも色々な品種のみかんが栽培されていますが、なかでも三ヶ日町で栽培されている「三ヶ日みかん」は静岡県内でもっとも出荷量が多いといわれています。
お歳暮、新年のご挨拶にも最適な、身近にある三ヶ日みかんの魅力をお伝えします。
この記事の見出し
三ヶ日みかんとは?
みかんの種類は、柑橘としてはなんと100種類もあります。
大きくわけると、極早生・早生・晩生・普通・晩柑類にわけられます。
三ヶ日みかんとは、静岡県浜松市北区三ヶ日町産の温州みかんです。
甘さだけでなくさわやかな酸味もあるのが特徴です。
早生・晩生・晩柑類(ネーブル・清見・ポンカン)が栽培されています。
最近では色々な品種がでてきましたが、とくに「青島」という品種が三ヶ日自慢のみかんとして人気です。
三ケ日みかんの由来
江戸時代中頃、紀州那智地方から三ヶ日町に住んでいた山田弥衛門さんが「紀州みかん」の苗木を持ち帰ったのが三ヶ日みかんのはじまりといわれています。
昭和になってから、三ヶ日で栽培されている温州みかんを「三ヶ日みかん」と地域名をブランド名につけて販売するようになり、全国に知られるようになりました。
三ヶ日みかん美味しい理由
みかん栽培に適した場所の条件には、いくつかあります。
・日照量と暖かさ
・夏から秋の時期の降水量が少ない
・水はけがよく養分が少ない痩せた土地
以上のような条件がみかん栽培に必要であるため、北海道や東北地方など寒い地域では、みかん栽培に不向きといわれています。
静岡県は全国的に温暖な地域で、日照時間が長いことで知られています。
とくに三ヶ日の地域は、年平均気温16℃と暖かな丘陵地帯で日当たりばつぐん!
なるほど!
甘くてほどよい酸味がある、おいしいみかんを育てるには、ピッタリの環境と土壌条件がそろっているのですね。
生鮮食品で初の機能性食品「三ヶ日みかん」
みかんに含まれる「β-クリプトキサンチン」という成分が骨代謝の働きを助け、骨の健康に役立つという研究が報告されました。
それを受け、みかんの成分の機能性を「三ヶ日みかん」の箱などに表示させ、販売がはじまりました。
みかんのオレンジ色の色素である物質「β-クリプトキサンチン」は、体内にはいるとビタミンAと同じような働きをします。
みかん1個で、1日に私たちのからだに必要な量の「βークリプトキサンチン」を摂取することができます。
体内では、活性酸素に対抗するために「β-クリプトキサンチン」が利用されてます。
骨の健康だけでなく、ガンや糖尿病の進行を抑制する効果、痴呆症に対する作用、美肌効果などに関する多く研究がおこなわれています。
何気なく食べていたみかんに色々な効果があるなんて、驚きですよね!
三ヶ日みかんの種類
早生みかん
(出典:JAみっかび・三ヶ日農業協同組合より)
出荷時期 | 花が咲く時期が早く、収穫も11月には終了 |
特徴 | 大きさによってS・M・Lなどの階級表示がされている。みかんの皮は薄くなめらか。 中の房の皮も薄く、そのまま食べやすい。甘さと酸味のバランスがいい。 店頭に早くから並ぶのがこの品種。 |
青島みかん
(出典:JAみっかび・三ヶ日農業協同組合より)
出荷時期 | 12月ごろからみかんの色つきが8割ぐらいで収穫し、ロジと呼ばれる木箱に1〜2週間寝かしてから出荷。 |
特徴 | 他のみかんと比べて扁平型をしている。皮部分も少し分厚くしっかりとした皮。 中の果実部分の房の大きさも少し大きめでオレンジ色がとても濃い。 収穫後1~2週間自然の風に強制的に当てて果実や果汁の水分を3~5%なくしてから、ロジと呼ばれる木箱でしばらく寝かされる。 この行程によって数ヶ月たっても収穫したてのようなみずみずしさを保ち、味がうすくなることがない。 |
濃密青島
(出典:JAみっかび・三ヶ日農業協同組合より)
出荷時期 | 12月中旬保護に皮の締まった果実を収穫。収穫後は貯蔵され2〜3月に出荷 |
特徴 | みかんの木の下に反射シートでおおい、通常よりも太陽光をたくさん浴びてから収穫されるので皮の色が濃いオレンジをしている。 色だけでなく味も濃厚な甘さ。 酸が分解され、濃厚な甘みを引き出した製法。 |
本貯蔵 「誉れ」
(出典:JAみっかび・三ヶ日農業協同組合より)
出荷時期 | 12月に収穫したみかんを木箱で3ヶ月熟成させ、3〜4月に出荷 |
特徴 | 寝かせられることによって酸味が分解され、まろやかな味に仕上がっている。 三ヶ日青島みかんの高級ブランド。 |
樹上完熟 「心」
(出典:JAみっかび・三ヶ日農業協同組合より)
出荷時期 | 数量限定のため、主にお歳暮の時期に合わせて少量出荷されている |
特徴 | 通常より長い期間、樹に成らせいて、糖度が上がるように栽培された特別な完熟早生みかん。 みかんの木の下にも反射シートをひき、果実全体に日の光を浴びせ水分をしぼり濃いオレンジに仕上げている。 糖度・酸味・見た目などの条件をクリアしたものだけを数量限定で販売されている。 |
おいしいみかんを選ぶ3つのポイント
美味しいみかんを選ぶポイントは…
- へたの切り口が小さい
- 皮の色が濃い
- 皮の状態がふかふかせずに張りのあるもの
がいいでしょう。
実に重みがあり、形は扁平なものが甘めです。
みかんの保存方法
最適な保管場所は、
- 風通しがよい
- 湿度が少し高め
- 涼しい所(3〜8度が適温)
が最適な保存場所です。
箱で購入した場合、腐ったみかんは排除し、ふたを開けたまま保存します。
つぶれやすい下のものから先に<食べるようにしましょう。
おばあちゃんの知恵語録!
「段ボールを開けるときは底からだに~」
購入後はなるべく早めに、できれば2週間ぐらいで食べきる方がいいでしょう。
三ヶ日みかんを使ったお菓子レシピ!
みかんカナッペ
甘酸っぱい三ヶ日みかんを使ったオードブルです。
そのまま食べてもおいしい三ヶ日みかんですが、たまにはアレンジしてみてはいかがでしょうか。
お子さまでも簡単に作れます!
<材料>
クラッカー、生クリーム(しっかりと泡立てておく)、三ヶ日みかん
<作り方>
1 クラッカーを並べる
2 クラッカーの上に絞った生クリームをのせる
3 みかんの薄皮までをむき、生クリームの上に飾って出来上がり
http://cookpad.com/recipe/2964941
このあとによく読まれている記事
三ケ日みかんまとめ
冬の季節、店頭に並んでいるから何気なく買って食べていたみかん。
我が家でも子ども達が競うように食べて、いつの間にか手の平が黄色くなってます。
ほどよい甘さだけでなく、後味すっきりの酸味がある「三ヶ日みかん」だから
1個で満足せずついつい手が伸びてしまうのもうなずけます。
「食べすぎるとおなかこわすよ~」と注意してばかりでしたが、これからは違います。
みかんの成分が骨の健康を維持している驚くべき効果について家族で話すのも食育!ですね。
地元で摂れる恵み「三ヶ日みかん」、生産量は約3万5千トンで全国出荷量の4%にあたります。
いろいろな種類もありますので、食べ比べてみるのもいいですね。
(※この記事は就業体験にきてくれた高校生と一緒につくりました)
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