【梅花見】一足早く春を感じる浜松近郊の梅見スポット9選

桜で、花見と宴会!も賑やかで楽しいですが、
ゆっくりと、梅の花を見て、香りを楽しみ、
一足早い春の訪れを、梅で感じてみてはいかがでしょうか。
この記事の見出し
お花見のはじまり
今では花見と言えば桜のイメージが強いですね。
日本国内で現在のようなお花見が始まったのは、奈良時代の貴族の行事が起源だといわれています。
そして、その頃は桜が主役ではなく、中国から伝来したばかりの梅が鑑賞されていたそうです。
梅・桜・桃・杏の4つの花、見分けられますか?
こちらの写真ですが、どれがどの花か分かりますか?
どれもバラ科の植物ですので、とても似ています。
花をひと目で見分けるポイント
[桜]
一番簡単で、花柄(かへい、花を支えている茎)が長いのが特徴的です。
他には、花びらの先に切り込みがあり、ハート形のようにみえます。
[梅]
1ヵ所に1つずつ、枝にくっつくようにして花が咲きます。
他には、枝の根元近くに花が咲いたり、花びらが丸いのも特徴です。
[桃]
1ヵ所から2つずつ花が咲き、花びらの先は少しとがっています。
他には、枝の全体に花が咲いたり、開化と同時に葉も生えることが多いです。
[杏]
難しいのですが、萼(がく、花の外側にある葉のようなもの)が開花時に反り返るのが特徴です。
梅や桃と似ているのですが、杏は1ヵ所から1つずつ、枝の全体に、枝にくっつくように花が咲きます。
これを踏まえて写真を見てみると、
左上:梅、右上:桜、左下:桃、右下:杏となります。
浜松市内の梅の名所
昇竜しだれ梅園
開園から20年超、自己流で育てられたという昇竜しだれ梅が見事です。
園内で栽培されている梅の木は、すべてしだれ梅とのことで、司、曙、寒紅しだれ、藤ぼたん、緑がくしだれなどの7種類を主に10種類以上、約350本が仕立てられているそうです。
古いもので50年余りにもなり、5m以上という大きな梅もあるそうです。
他にも、梅の下にクリスマスローズが植えてあり、ともに楽しめるようになっています。

見頃 | 2023年2月17日(金)〜3月中旬予定 |
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営業時間 | 9:00〜17:00 |
入園料 | ※開花状況により変動制 初期500円 最盛期700円 後期500円 小学生以下無料 |
住所 | 浜松市西区呉松町1511 ホテル大草荘付近 |
電話 | 佐藤農園 090-5108-3605 |
駐車場 | 無料駐車場 |
アクセス 車 |
東名「浜松西IC」から車で約15分 |
アクセス バス |
JR浜松駅北口バスターミナル/遠鉄バス1番乗り場「舘山寺温泉」行き乗車→「動物園」下車→徒歩20分 |
ホームページ | http://www4.tokai.or.jp/satonouenn |
ホームページ | https://satonouenn.jp/ |
奥山高原
大草山の昇竜しだれ梅園から、昇竜しだれ梅を移植し開園されました。
2001年に、奥山高原の滝の流れる流水庭園に大木を移植、
その後2002年にも若木を植栽し、梅園としての様相を整え、見ごたえのある姿になってきたそうです。
奥山高原は少し涼しい場所ですので、他の場所より見頃がずれるようです。
開園時期 | 2月下旬~ |
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見頃 | 2月下旬〜3月下旬 |
営業時間 | 9:00〜16:00 |
休業日 | 火曜日 |
入園料 | ※しだれ梅の開花時期の料金(※時期によって変動あり) 大人700円 小中学生500円 未就学児無料 犬(1匹あたり)300円 |
住所 | 浜松市北区引佐町奥山1736-1 |
電話 | 053-543-0234 |
駐車場 | 無料駐車場 ※200台分 |
アクセス 車 |
●東名「三ケ日IC」から車で約35分 ●東名「浜松西IC」から車で約36分 ●新東名「浜松いなさIC」から車で約15分 |
アクセス バス |
●JR浜松駅北口バスターミナル/遠鉄バス15番乗り場「気賀」行き乗車→「気賀駅前」下車→天浜線「気賀駅」→タクシーにて約20分 ●JR浜松駅北口バスターミナル/遠鉄バス15番乗り場「奥山」行き乗車→「奥山」下車→徒歩約50分 |
ホームページ | https://www.okuhamanako.com |
はままつフラワーパーク
広い梅園には、多彩な品種の梅があり、早咲きや遅咲き、色や形も様々で、長い期間、見ごたえがあります。
フラワーパークという名前の通り、広い園内には、梅以外にも、早咲きのサクラをはじめきれいな花があるので、たっぷり楽しめます。
2月末までは園内で当日使える200円のお買物券つき!
見頃 | 2月下旬〜3月下旬 | |
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営業時間 | 2/28まで | 10:00〜16:30 |
3/1以降 | 9:00〜16:30 | |
入園料 | 2/28まで | 大人500円(200円分のお買い物券付) 小中学生無料 |
3/1~3 | 大人600円~1,000円 小中学生300円~500円 |
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住所 | 浜松市西区舘山寺町195 | |
電話 | 053-487-0511 | |
駐車場 | 普通車200円 600台分 |
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アクセス 車 |
東名「浜松西」インターから車で15分 | |
アクセス バス |
浜松駅北口のバスターミナル1番乗り場「かんざんじ温泉行き」乗車約40分→「フラワーパーク」下車すぐ | |
ホームページ | https://e-flowerpark.com/ |
はままつフルーツパークときのすみか
園内の東エリアにある果樹園には紅白の梅の花が咲き誇ります。
5月から6月にかけて梅狩りができる梅園では、1月下旬ごろから咲き始め、3月中旬まで楽しむことができます。
梅見と重なるこの時期は、30分間食べ放題のいちご狩りも可能。
イチゴ品種の指定はできませんが、練乳はおかわり自由なので思う存分食べられます。
<梅の花の開花状況>
2023年2月17日(金)現在(はままつフルーツパークときのすみかHPより)
・満開(八重寒紅)
・5~7分咲き(玉牡丹・白色)
・5分咲き(鹿児島紅・紅色)
・5分咲き(未開紅・桃色)
・5分咲き(玉垣枝垂・白色)
※品種によって開花状況が異なります。
見頃 | 2月中旬〜3月中旬 |
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場所 | 東エリア 梅の園 |
営業時間 | ◆3/17(金)迄 9:00~17:00 ◆3/18(土)以降 9:00-18:00 |
入園料 | 高校生以上730円 小中学生360円 未就学児無料 |
住所 | 浜松市北区都田町4263-1 |
電話 | 053-428-5211 |
駐車場 | 無料駐車場 ※800台分 |
アクセス 車 |
●JR浜松駅から車で約45分 ●新東名「浜松SAスマートIC」から車で約5分 ●東名「浜松西IC」から車で約30分 |
アクセス 公共交通機関 |
●天竜浜名湖鉄道「掛川駅」より約1時間乗車→「フルーツパーク駅」下車→徒歩8分 ●JR浜松駅バスターミナル16番のりば 路線番号【46】【46・テ】遠州鉄道バス都田線「フルーツパーク行き」乗車約60~70分→「フルーツパーク」下車すぐ |
ホームページ | https://hamamatsu-fp.co.jp/ |
長楽寺
約1,200年前に弘法大師によって開かれたといわれているお寺です。
元本堂跡地に続く石畳の階段の両側に梅が立ち並び、開花の時期には見事な梅のトンネルとなります。
元本堂跡地にもたくさんの梅が咲き誇り、少しですが河津桜も咲いています。
梅の満開と桜の満開が同時に楽しめる場所でもあります。
ドウダンツツジが植え込まれた庭は、遠州三名園になっているとのことです。
他にも、室町時代の作という山門も見ものです。
見頃 | 2月〜3月上旬 |
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拝観時間 | 9:00〜16:00 |
拝観料 庭園見学 |
大人300円 中学生以下無料 |
住所 | 浜松市北区細江町気賀7953-1 |
電話 | 053-522-0478 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
アクセス | バス JR浜松駅からバスで約1時間→「長楽寺」下車→徒歩約5分 車 東名「三ケ日I.C」から車で約15分 |
梅の杉山園
花が咲く期間、引佐の自然を楽しんでもらおうと梅農園を解放しているそうで、第二梅園もオープンし、南高梅をはじめとした白梅が、約750本植えられています。
周りには山が広がり、素晴らしい見晴らしも楽しめます。
5月下旬〜6月下旬頃には梅狩りも可能で、梅ジュース用の小梅や、梅干し用の大梅も格安で手に入れることができます。
見頃 | 2月中旬〜3月上旬 |
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営業時間 | 9:00〜16:00 |
入園料 | 無料 ※梅園第2会場の入園料 200円 |
住所 | 浜松市北区引佐町奥山1563-16 |
電話 | 090-1625-0933 |
駐車場 | 無料駐車場 ※約30台 ※梅まつり期間中は普通車200円 |
車 | ●新東名「浜松・いなさI.C」→県道68号経由→約10分 ●東名「浜松西IC」→国道257号を北上→井伊谷交差点左折→奥山方面へ進む 約5.5km |
浜松市近郊の梅の名所
磐田市:豊岡梅園
梅酒用の梅を生産するのが目的だったとのことですが、39,000坪に3,000本もの梅が植えられていて壮観です。
梅干や梅ジャムの特産品、梅エキスの入ったアイスクリームといった販売もあり、食べて楽しむこともできます。
梅園 | 2023年2月11日(土)開園予定 |
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見頃 | 2月上旬〜3月上旬 |
営業時間 | 9:00〜16:00 |
入園料 | 大人500円 小中学生100円 |
住所 | 静岡県磐田市上野部1989-1 |
電話 | 0539-62-2666 |
駐車場 | 無料駐車場 (140台) |
アクセス 車 |
●新東名「浜松浜北IC」から約15分 ●新東名「森掛川IC」から約20~30分 ●東名「袋井IC」から約20分 |
アクセス 電車・徒歩 |
天竜浜名湖鉄道「豊岡駅」→徒歩約15分 |
袋井市:小國神社 梅園
創建から1,400余年の古社で、花や紅葉の名所としても知られています。
境内からは少し離れたところに梅園があり、紅梅や白梅が楽しめます。
祭祀や催しが行われていることもありますので、あわせてチェックしてみるのも楽しめそうです。
見頃 | 1月下旬〜3月中旬 |
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拝観時間 | - |
入園料 | 無料 |
住所 | 静岡県周智郡森町一宮 3956-1 |
電話 | 0538-89-7302 |
駐車場 | 無料駐車場 (900台) ※第8駐車場が梅園に最も近いです ※初詣・梅・桜・紅葉時期はかなり混雑します |
アクセス 車 |
●新東名「遠州森町スマートIC」から約7分 ●東名「袋井IC」から約20分 |
アクセス バス |
●天竜浜名湖鉄道「遠江一宮駅」から土・指定日のみ約1時間ごとに運行の送迎マイクロバスあり(約10分乗車) ※「遠州一宮駅」から徒歩は約40分 |
ホームページ | http://www.okunijinja.or.jp |
菊川市:黒田家代官屋敷
旗本・本多氏の代官職を務めた黒田家の邸宅の庭園に咲き誇る寒紅梅・白加賀などを鑑賞できます。
13種類の梅の木が約180本もあり、香りも楽しめます。
文化財に触れながら、ゆっくり散策できます。
庭園に入って観賞できるのは黒田家代官屋敷梅まつり期間のみです。

浜松からちょっと足をのばして…菊川市「黒田代官屋敷の梅まつり」
https://enjoy-hamamatsu.shizuoka.jp/gourmet/souvenir/10899/
梅まつり | 2023年2月5日(日)~3月5日(日) |
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イベント | 長屋門フェスタ 2月5日(日)9:30~12:00 |
見頃 | 2月上旬~2月下旬 |
拝観時間 | 9:30~15:00 ※時間厳守 |
入園料 | 無料 ※ペット同伴不可 |
住所 | 静岡県菊川市下平川862 |
電話 | 黒田家代官屋敷資料館受付 0537-73-7270 菊川市観光協会 0537-36-0201 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
アクセス 車 |
●東名菊川I.Cより県道37号を南下 |
アクセス バス |
●JR菊川駅よりしずてつバス御前崎線乗車→「平田本町」バス停下車→徒歩約5分 |
ホームページ | https://kikugawakanko.com/ |
追記:一部行ってきました(2017年)
昇竜しだれ梅園
駐車場から近づくにつれ梅の良い香りがただよってくるほどで、上と下に別れた広い手入れされた梅園には、幹が天にのぼる龍のように見えるように育てているという、昇竜しだれ梅がたくさん植えられています。
大きな木から小さな木、トンネルになっているところもあり、梅干しや焼き芋などの販売もあり、各所に設置されたベンチでゆっくりしながら楽しめました。
最盛期ということでなかなか混んでおり、駐車場待ちになるくらいでしたが、そのおかげか混みすぎずゆっくり見ることができました。
長楽寺
お寺のまわりにいくつか梅園や桜も咲いており、きれいでした。
お寺よりも少し北、山をのぼる石段の横に、ずらーっと梅が咲き、トンネルのようになっています。
石段は砕けているところもあり、少しのぼりにくいですが、のぼりきるとそこにも梅園がありきれいですし、振り返ると、のぼってきたトンネル、遠くには浜名湖と、頑張ってのぼったかいがある景色でした。
こちらの観覧は無料でした。
長楽寺駐車場からの道すがらにあった無人販売では、みかんやはっさくなどが格安でした。
浜松近郊の梅見スポット9選 まとめ
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、イベントの中止や延期などになる場合もあります。
お出かけの際は公式HPをご確認ください。
梅の花を楽しんだあとには、実が待っています。
今回ご紹介した中には、梅狩りや販売を行っているところもあります。
初春の花観賞後、初夏の5~6月頃には梅の実もぜひ楽しんでみてください。
梅の花見でいち早く春を感じられますように♪ we love 浜松!
舘山寺『昇竜しだれ梅園』フォトクリップ
https://enjoy-hamamatsu.shizuoka.jp/area/nishi-ku/19174/