浜名湖の幻のカニ「どうまんがに」とは?旬・味・食べられる浜松のお店

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せっかく浜松きたならどうまんがに食べてって

初回公開:2024年9月/取材内容を加え、大幅に加筆・修正して再公開しました。

浜名湖といえば、うなぎ、牡蠣…そして、忘れてはいけないのが「どうまんがに」!

「どうまんがに」って聞いたことありますか?

正式名称は「トゲノコギリガザミ」。
大きなハサミと、まるで鎧のような硬い甲羅が特徴的な、ワタリガニの仲間です。

でも、ただのワタリガニじゃないんです。

浜名湖のどうまんがには、他のカニとは一線を画す、特別な魅力があるんです。

どうまんがにってどんなカニ?

「どうまんがに」は、正式名称を「トゲノコギリガザミ」

どうまん蟹は、浜名湖全域に生息していますが、特に庄内湾など北部の方で多く獲れます。
浅瀬に網を仕掛けておき、早朝に引き上げる小型定置網漁で漁獲されます。

浜名湖で水揚げされる「どうまんがに」は、正式名称を「トゲノコギリガザミ」と言い、ワタリガニの一種です。特徴としては、

  • 巨大なハサミ: 最大の特徴はその巨大なハサミで、殻も非常に硬く、木槌などで割る必要があります。
     
  • 濃厚な甘み: 味はワタリガニよりも濃厚で、深い甘みが特徴です。特にメスは内子(卵巣)も絶品とされています。
     
  • 希少性: 浜名湖はトゲノコギリガザミの生息北限であり、漁獲量も少ないため、「幻のカニ」とも呼ばれています。
     
  • 由来: 「どうまん」の名前の由来は、丸く大きな胴体から「胴丸」と呼ばれていたものが転じたと言われています。
     

どうまんがにの魅力①:濃厚な甘みと旨味が口いっぱいに広がる!

一口食べれば、その違いは歴然。
ワタリガニよりも濃厚で、深い甘みと旨味が口いっぱいに広がります。
特にメスは、内子(卵巣)が絶品!とろけるような食感と、濃厚な味わいは、まさに至福のひととき。

どうまんがにの魅力②:「幻のカニ」と呼ばれる希少性

浜名湖は、どうまんがにの生息地の北限。

しかも、漁獲量はごくわずか。

まさに「幻のカニ」と言われるのも納得です。

地元の人にとっても、どうまんがには特別な存在。
高価だけど、お店で見かけたら「今日はラッキー!」と思わずにはいられない、そんなカニなんです。

どうまんがにの魅力③:浜名湖の恵みが育んだ、唯一無二の味

浜名湖の豊かな環境が美味しいどうまんがにを育てる

浜名湖は、海水と淡水が混じり合う汽水域。
プランクトンが豊富で、栄養満点の環境なんです。
そんな浜名湖の恵みをたっぷり受けて育ったどうまんがには、まさにここでしか味わえない、唯一無二の味。

浜松市民のどうまんがに愛

浜松市民にとって、どうまんがにはただの食べ物ではありません。
それは、地元の誇りであり、特別な思い出と結びついた存在。

誕生日や記念日など、特別な日に食べるご馳走として、どうまんがには欠かせません。
また、その希少性から、贈答品としても大人気!

どうまんがには、いつ食べられるの?

「どうまんがにの旬はいつですか」——これがいちばん多い質問だと思います。
ところが調べてみると、書いてあることがサイトによってバラバラでした。

そこで、浜名漁業協同組合と、実際に提供しているお店に電話でうかがいました。

漁期は「梅雨入りから11月いっぱい」

浜名漁業協同組合にうかがったところ、どうまんがにの漁期は梅雨入りのころから11月いっぱいとのことでした。
東海地方の梅雨入りは平年6月6日ごろなので、おおよそ6月から11月までということになります。

漁期は、少しずつ延びているそうです

情報がバラバラだった理由も、取材で見えてきました。

漁協の方によると、獲れ始める時期は昔から変わっていないそうです。ただ、終わりの時期は、昔は10月くらいまでだったのが、いまは11月くらいまで延びているとのこと。
「温暖化の影響かもね」とおっしゃっていました。

古い情報をもとにしたページと、最近の情報をもとにしたページで、書いてあることが食い違う。
その理由のひとつが、これでした。

でも、「漁期=食べられる時期」ではありません

ここが、いちばんお伝えしたいところです。
漁期とお店で食べられる時期は、一致していませんでした。

うかがった先時期
浜名漁業協同組合
(漁期)
梅雨入り〜11月いっぱい
宿下吉庵
(提供時期)
9月〜12月中旬
魚魚一
(提供時期)
通年
※必ずあるとは限らないため要予約

漁は11月いっぱいまでですが、お店では12月中旬まで出されることもあり、通年で扱っているお店もあります。
逆に、漁期のまっただ中でも、その日に入っていなければ食べられません。

結論:時期で決めず、お店に電話して確かめてから行く。

「秋だから食べられるはず」と思って行くと、空振りすることがあります。
どうまんがには漁獲量が少なく、その日に入るかどうかで決まります。予約のときに「どうまんがにはありますか」と一言添えるだけで、確実になります。

※漁期は2026年9月に編集部が浜名漁業協同組合へ、各店の情報は同月に編集部が各店へ、それぞれ電話でうかがいました。

どうまんがにを食べるなら…

行く前に、必ず予約を。

どうまんがには漁獲量が少なく、お店に常にあるとは限りません。「今日はある?」を確かめずに行くと、食べられないことがあります。
編集部がお店にうかがったところ、どちらのお店も「必ず予約を」とのことでした。

お店によって扱っている時期が違います。くわしくはひとつ上の「いつ食べられるの?」をご覧ください。
※2026年9月、編集部が各店に電話でお聞きしました

どうまんがに食べるのなら

どうまんがには、茹でても蒸しても焼いても絶品!
地元の旅館や料亭では、趣向を凝らしたどうまんがに料理が楽しめます。

ぜひ、あなたも浜名湖どうまんがにの特別な魅力を体験してみてください。
きっと、忘れられない味になるはずです。

魚魚一(とといち)

魚料理専門 魚魚一

どうまんがに
料理
取り扱いあり
料金時価
※仕入れ値と重さで決まります
提供時期通年
※常にあるとは限らないため、必ず事前にご予約ください
住所浜松市中央区肴町318-28
ペッシェビル3階
電話050-5485-7140
営業時間11:30〜14:00
17:00〜23:00
定休日月曜

宿下吉庵

宿下吉庵

どうまんがに
料理
取り扱いあり
料金5,000円〜10,000円(時価)
提供時期9月〜12月中旬
住所浜松市中央区板屋町111-2
アクトタワー5F
電話053-459-2080
営業時間11:30〜14:00
17:00〜23:00
定休日日曜

幻のカニ「どうまんがに」まとめ

どうまんがにの漁期は、梅雨入りのころから11月いっぱい。
春・夏は爪の大きなオス、秋・冬は卵を蓄えたメスが美味しいと言われています。

ただし、この「オスとメスで美味しい時期が違う」という話について浜名漁業協同組合にうかがったところ、「漁協では味までは分からない」とのことでした。
食べごろは、お店に聞くのがいちばん確実です。

もしこの時期に浜松を訪れるなら、ぜひどうまんがにを味わってみてください。
地元の人々の熱い想いが詰まった、最高の体験になること間違いなしです!

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