和文化が好きなあなたへ!浜松で楽しむお花イベント「万葉早春花まつり」と体験教室をご紹介
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万葉早春花まつり
はまきた万葉の森公園では“万葉早春花まつり“が開催されています。
はまきた万葉の森公園の「椿と早春の花」
“万葉早春花まつり“開催中、毎日行われる「専門員さんによる園内ガイド」に参加してまいりました。
この日の参加者4名のうち、女性は3名。
「お花が大好きだから楽しみ!」という方ばかりでしたよ。
専門員さんから季節のお話などを聞きながらまず向かったのが、椿園。
400本もの椿は、公園の東側にある斜面(三方原台地の東端)に植えられています。
枯葉残る坂道が続くので、足元を見ながら、みんなでゆっくりと進んでいきました。
園内に入ると、ぽつぽつと咲いているかわいらしい姿が見られました。
「このピンク色の小さな椿は、浜松の人が作った品種です。」
「これは、紫色のようなとても珍しい色をしていますよ。」
などなど、専門員さんがそれぞれの椿の見どころを解説してくれるので、花好きにはたまりません。
「今年は開花が少くてね。」とも仰っていました。
夏の暑さが影響しているではないか、とのことです。
例年「椿まつり」としているものを「万葉早春花まつり」に変えたのも、椿の開花が少ないからなのだそうです。
花数は少ないですが植えられている本数がとても多いので、たくさんの色・形・模様のお花を見ることができました。
園内を回った後には、資料館を案内して下さいました。
開催日 | 早春花まつり期間中毎日 |
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時間 | ●11時 ●14時 |
参加費 | 無料 |
所要時間 | 約45分 |
見ごろを迎えた200種400本の椿の花や梅などの春を呼ぶ花々と、万葉の花を楽しむイベントが開催されています。
開催日程 | 2018年2月17日(土)~3月18日(日) |
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時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 月曜休み 祝日の場合は翌日休園 |
万葉早春花まつりの「万葉体験」
はまきた万葉の森公園内の資料館は、公園の見どころの一つです。
開館中はいつでも自由に見ることができる施設。
「万葉時代の貴族・武士・庶民の食事はコレ!」、「万葉時代の染色の色と素材はコレ!」とテーマが身近なものなので、特に女性には楽しめると思います。
万葉早春花まつり会期中には、資料館1階で椿の写真パネルの展示と椿の作品展示が行われています。
万葉手毬や絵手紙の作品などが展示されて、とっても可愛らしく華やかな雰囲気でしたよ。
ここ資料館では「早春花まつり」期間中、万葉体験イベントが行われます。
2階は万葉時代の文化について学べる展示となっています。
万葉早春花まつりの万葉体験
会期中に開催される体験教室をご紹介します。
下記以外の体験教室には、丁寧に学べる講座(文学講座、苔玉作り、山野草講座)もあります。
詳しくは、直接会場へお問合せ下さい。
イベント名 | 日程 | 参加費 |
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絵手紙体験教室 | 2/25 10:00~14:00 |
参加費200円 (申し込みは当日、直接会場へ) |
万葉手まり作り体験 | ●2/28 ●3/14 13:30~15:30 |
参加費500円 (直接会場へ) |
染め体験 「椿のコースターを作ろう」 |
3/4 10:00~14:00 |
参加費1枚120円 (直接会場へ) |
絵手紙体験教室 「小さな額絵を作ろう」 |
3/4 10:00~14:30 |
参加費200円 (直接会場へ) |
万葉菓子体験 | 3/11 9:30~11:30 |
参加費200円 ※2/16 9:00~予約開始。 |
万葉草木染体験 「アカネ」 |
3/11 10:00~14:00 |
参加費2100円~ (直接会場へ) |
万葉衣装体験 | 期間中毎日 14:00~ |
当日、伎倍の茶屋で受付 |
万葉食体験
この日の11時半から万葉食の『椿御膳(2,000円の万葉食)』がふるまわれるイベントがありました。
残念ながら私は行けませんでしたが、健康で文化的でおいしい料理なので、とても人気があるのだとか。
せめてと思い、万葉食を作っている万葉食研究会「月草の会」の方にお話を伺いました。
『万葉食は地元女性グループ「月草の会」が万葉集などを研究して作っている、材料や調理法にこだわった食事です。
旬の食材を生かした究極の健康食でありながら、現代人の口に合うような工夫もされているんですよ。』
ここに、人気の秘密がありあそうですね。
また・・・
『特別に、万葉早春花まつりが終わった3月25日には、『花の宴』というグレードの高い万葉食が楽しめますよ。
お食事は、一膳づつ提供していきます。
ぜひどうぞ!』
とのことです。
予約制です。
詳しくは、はまきた万葉の森公園までお問合せ下さい。
開催時間 | 11:00~14:00 |
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通常 メニュー |
●600円 ●1200円 ●1500円 |
期間限定 メニュー 「花の宴」 |
3月25日(日)のみ ●3000円 ※3/1 9:00~受付開始 |
はまきた万葉の森公園
さて、あらためて、はまきた万葉の森公園をご紹介したいと思います。
はまきた万葉の森公園はこんなところ
はまきた万葉の森公園は、万葉集に詠まれている約300種類を中心にそれぞれの季節ごとに植物を楽しめる公園として、1992年に作られました。
植木産業が盛んであることと、この地にちなむ万葉集の歌が4首残されていることから、浜北に万葉の公園が整備されたのです。
また、早春には「椿まつり(2018年は万葉早春花まつり)」が、秋には曲水の宴が楽しめる「万葉まつり」が開催されることでも有名です。
はまきた万葉の森公園の見どころ
万葉の森公園の各施設では、一年を通じて様々な体験や講座が楽しめます。
【万葉資料館】
万葉の歌や当時の文化が、分かりやすく展示してあります。
大人気の、万葉手毬作りや万葉絵手紙体験も行われます。
(会場が変わる場合もあります)
【伎倍の工房】
草木染めや苔玉作りなどが楽しめます。
以前草木染めと苔玉作りに参加した時には、他の参加者さんとおしゃべりをしながら、和気あいあいといい時間を過ごせました。
草木染めの体験では、見事に色が変わっていく様子にほれぼれした記憶があります。
【曲水庭園】
毎年10月には、古代の貴族たちが行った歌会を再現するイベント「曲水の宴」が行われます。
【万葉亭】
万葉食を楽しめます
はまきた万葉の森公園のイベントはとても人気があるので、予約状況などを確認してから参加してみるのもおすすめです。
はまきた万葉の森公園詳細情報
住所 | 浜松市浜北区平口5051-1 |
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電話 | 053-586-8700 |
開園時間 | 9:00~17:00 (資料館も同様) |
休園日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12/29~1/3) |
入園料 | 無料 |
資料館 入館料 |
無料 |
駐車場 | 無料 40台分あり |
アクセス | 電車・タクシー 遠州鉄道「小松駅」「浜北駅」からタクシーで約10分 車 東名「浜松IC」「浜松西IC」から車で約20分 |
施設 | 駐車場横に多目的トイレあり 他2か所にもトイレあり |
HP | http://www.hama-park.or.jp/f-kanri/f-manyo/manyo.html |
浜松のお花イベント「早春花まつり」
今、この時期にしか見ることのできない華憐なお花たちを見に、はまきた万葉の森公園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
ただお花を見るだけではなく、専門員さんのご案内のもと楽しむことを断然おススメいたします!
寒い毎日が続きますが、どうぞ、冬のお花をお楽しみください!
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