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【2025】浜松で除夜の鐘撞きに参加できる寺院と、心に区切りをつける年越し

「ゴォ~ン、ゴォ~~~ン……」

大晦日の夜、どこからともなく鳴り響いてくる除夜の鐘。

重みを感じる深い響きが聞こえてくると、
「今年も終わりか〜。来年はどんな年になるのかな?」
としみじみ感じたり、周りにいる方たちと
「今年もありがとう、来年もよろしくね!」
と声をかけ合っていらっしゃるのではないでしょうか。

体の奥までじんわりとしみわたる鐘の音は、心が洗われるような気持ちになりますよね。
仏教では、鐘をつくことで、人間の欲や怒り、疑いなどの煩悩を祓うことができるといわれています。

余韻が残るような鐘の音を静かに聞き入っているだけで、なんとなく心穏やかになりませんか。
心に抱えたイライラやモヤモヤなどを、「ゴォ~~~ン」という鐘の音が包み込んでくれて、そのまま一緒にスーーーッと静かに消えていくような感覚がします。

普段はできませんが大晦日でしたら、自分でお寺の鐘をつくことができるところもあります。
自分で打ち鳴らした鐘の音をじっくりと聴きながら、ご家族やパートナーとご一緒に、厳かに1年の締めくくりをしてみませんか。

【浜松市中央区】除夜の鐘をつくことができる寺院

遠州信貴山

宗派 信貴山真言宗

家内安全  商売繁盛  福徳開運

浜名湖七福神 毘沙門天(勇気の徳)

大和国(現在の奈良県)信貴山は、聖徳太子の御開基による日本最古の毘沙門天の霊刹です。
遠州信貴山は、御本山の毘沙門天の分身を鎮座お祀りしています。

遠州信貴山の除夜の鐘情報2025

住所

浜松市中央区中沢町81−26

電話

053-472-6671

除夜の鐘
突き初め

23:55~

整理券
  • 108番目までにつきたい場合は、事前登録が必要です。早めに毘沙門堂受付にて直接予約しましょう。
  • 108番目までの方は、記念絵馬がもらえます。
  • 109番目以降も鐘はつくことができます。
  • 0時より御守り・おみくじ販売、初護摩祈祷があります。
駐車場

無料駐車場あり
※詳しくはこちら

行龕山金光院 龍禅寺

宗派 高野山真言宗

開運厄除け  無病息災  縁結び   子どもの智恵  虫封じ

龍禅寺は、浜松で真言宗三ヶ寺の一つにあげられるています。
開創以来1200年の歴史がある寺です。

現世に暮らしているわたしたちのご利益を授けてくれるとされる観音様において、龍禅寺は「生き観音」の霊場として信仰を集めています。

龍禅寺の鐘情報2025

住所

浜松市中央区龍禅寺町357

電話

053-452-9482

除夜の鐘
突き初め

15:00~17:00
※深夜の鐘つきは行っておりません

整理券
  • 108番までにつきたい時は、早めに行きましょう。
  • 整理券はありません。鐘の前に並んで順番待ちします。
  • 志納金を納めてから鐘をつきます。
駐車場

無料駐車場あり

曹洞宗秋葉山 舘山寺

舘山寺

宗派 曹洞宗

縁結び  商売繁盛  眼病平癒  火防  開運招福

舘山寺温泉の中腹にある名刹「舘山寺」。
地元の人だけでなく、多くの観光客にも参拝されています。

平安時代に弘法大師が仏道行脚の際に、舘山(現在の舘山寺)を訪れて当地において修行し、その際に開創した寺で、舘山(たてやま)に開かれた寺であることから舘山の寺という意で『舘山寺』と名付けられました。

多くの絵馬が奉納されている縁結び地蔵があり、恋愛成就のパワースポットとして知られています。
良縁祈願におススメなのが絵馬
心の文字に鍵の絵が描かれていて、参拝客に人気です。

山頂には美顔で有名な身丈10mの大観音があり、周囲はぐるりと1周約40分の遊歩道があります。

舘山寺の除夜の鐘情報2025

住所

浜松市中央区舘山寺町2231

電話

053-487-0107

除夜の鐘
突き初め

23:45~

整理券
  • 108番までにつきたい時は、23時より受付開始します。早めに行きましょう。
  • 先着順で順番指定は不可
駐車場

有料駐車場あり
※約50台分

【浜松市浜名区】除夜の鐘をつくことができる寺院

奥山方広寺

宗派 臨済宗方広寺派

開運成就  火災消除  安産無事  合格成就  心願成就  大漁満足  海上安全  厄難消除  良縁成就  学業成就  病気平癒  社内安全  商売繁昌  交通安全  身体健康  家内安全

禅宗・臨済宗方広寺派の大本山として厚い信仰があるお寺です。

境内各所には五百羅漢の石像が設置されています。
御開山無文元選禅師が中国の天台山方広寺にいったとき、石橋にお茶を献じたさに、羅漢様が現れたという故事にちなみ1770年に安置されました。

大晦日18時より正月三が日まで毎晩、大本山方広寺門前通りを灯篭が幽玄に飾る「和の灯り道」が開催されます。
また、同時に三重塔・亀背橋・半僧坊真殿・方広寺本堂をライトアップされ、1月3日の夜まで毎晩行われます。

奥山方広寺で除夜の鐘つき

奥山方広寺の除夜の鐘情報2025

住所

浜松市浜名区引佐町奥山1577-1

電話

053-543-0003

除夜の鐘
突き初め

23:45~

整理券
  • 9:00より整理券配布開始
駐車場

駐車場あり
※周辺に奥山無料駐車場もあり

龍潭寺

龍潭寺

宗派 臨済宗妙心寺派

知恵  福徳  諸願成就  家運隆盛  子孫繁栄  井伊家との縁  心身のリフレッシュ

733年に行基が開創し、1093年に井伊家の元祖共保が葬られてからは同家の菩提寺になりました。
大河ドラマ「井伊直虎」で一躍脚光をあびたお寺ですね。
井伊家の菩提寺ということもあり、歴史的なつながりを求める方にもご利益があるそうです。

龍潭寺

龍潭寺の除夜の鐘情報2025

住所

浜松市浜名区引佐町井伊谷1989

電話

053-542-0480

除夜の鐘
突き初め

23:50~

整理券
  • 108番までにつきたい時は、早めに行きましょう。
  • 先着108組までの方には、粗品(お守りなど)がもらえます。
駐車場

無料駐車場あり
※約100台分

初山宝林寺

宗派 黄檗宗(禅宗)

商売繁盛  金運上昇

国の重要文化財に指定されている黄檗宗伝来初期の中国明朝風様式の寺。
明治の廃仏毀釈で数多く倒壊しましたが、残存した仏殿・方丈は大変貴重です。

金運のパワースポットとしても有名で、叩くと良い音が鳴り金運を招くとされる「金鳴石(きんめいせき)」があります。

宝林寺の除夜の鐘情報2025

住所

浜松市浜名区細江町中川65-2

電話

053-542-1473

除夜の鐘
突き初め

23:45~

整理券
  • 108番までにつきたい時は、早めに行きましょう。
  • 先着108組までの方には、干支守りが授与されます。
駐車場

無料駐車場あり

平口不動寺

宗派 黄檗宗(禅宗)

無病息災  開運厄除け  家内安全  交通安全  合格祈願  学業成就

厄除けの「身代わり不動尊」として有名で、地元では「お不動さん」と呼ばれ親しまれています。
起源は奈良時代で、行基菩薩がこの地を行脚した時、不動明王を彫って疫病を沈めたことに発しています。

平口不動寺の除夜の鐘情報2025

住所

浜松市浜名区細江町中川65-2

電話

053-542-1473

除夜の鐘
突き初め

23:45~25:00
※24:30に受付終了

整理券
  • 108番までにつきたい時は、早めに行きましょう。
  • 108組までの方には「福銭」をいただけます。
  • 人数制限はなく、108打以降も24時30分までに並んでいただいた方はつくことができます。
駐車場

無料駐車場あり

龍宮山 岩水寺

宗派 高野山真言宗

安産祈願  子宝祈願  家内安全  開運祈願  縁結び  悪縁消除

浜名湖七福神 福禄寿尊天(大望の徳)

高野山真言宗別格本山である龍宮山岩水寺は、安産祈願の守り神と言われ妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日にお参りされる方が多いです。

ご本尊の厄除子安地蔵は秘仏として国指定重要文化財に指定されています。
『家をまもるは岩水寺』と呼ばれる程、厄除け、子宝安産、家内安全に功徳が高い仏様です。
天竜川の龍神様の化身とも言われています。

岩水寺の除夜の鐘情報2025

住所

浜松市浜名区根堅2238

電話

053-583-2741

除夜の鐘
突き初め

23:45~

整理券
  • 21:30頃から配布開始されるケースが多いようです。
駐車場

無料駐車場あり

【浜松市近郊】除夜の鐘をつくことができる寺院

法多山尊永寺

宗派 真言宗

厄除  開運

「はったさん」の呼び名で親しまれている法多山尊永寺。
境内では年間を通してさまざまな大祭や季節の行事が催され、さらに四季折々の風景を楽しみに多くの参拝客が訪れます。

厄除けだんごは、法多山名物の参拝土産として大人気です。
1日は0:00からお土産販売をしています。
(※12/30、12/31は土産販売のみ、店内でのお召し上がりはお休み)

法多山尊永寺の除夜の鐘情報2025

住所

静岡県袋井市豊沢2777

電話

0538-43-3601

除夜の鐘
突き初め

23:00~

整理券
  • 22:30~本堂にて先着順で配布開始
  • 106組まで配布(1組4名様まで)
  • 鐘を撞いた方に開運福銭を進呈(1組1つ)
  • 変更や中止になる場合があり
駐車場

有料駐車場あり

除夜の鐘が108回鳴らされる理由

除夜の鐘付き作法

除夜の鐘といえば「108回」という数字がよく知られています。
この回数には、人が生きていく中で抱える欲や怒り、迷いといった煩悩の数を表している、という考え方があります。

人は、目や耳などの感覚を通して物事を感じ、過去・現在・未来へと思いを巡らせます。
その一つひとつが心の揺れとなり、知らず知らずのうちに煩悩となって積み重なっていく――
除夜の鐘は、そうした一年分の心の動きを、ひとつずつ手放していくための音だといわれています。

そのため寺院によっては、年内に107回撞き、年が明けてから最後の一打を撞くところもあります。

新しい年を迎えてから鳴らされる一打には、
「新しい一年を、できるだけ穏やかな心で迎えたい」
そんな願いが込められているのかもしれません。

除夜の鐘は「つく」よりも「聞く」行事

除夜の鐘というと、実際に鐘をつくことに目が向きがちですが、仏教では、鐘の音そのものに人の心を整える力があると考えられてきました。

低く、深く、長く響く鐘の音は「梵音(ぼんおん)」と呼ばれ、その余韻が消えるまで静かに耳を澄ませること自体が、大切な時間だとされています。

鐘の音を聞いていると、不思議と気持ちが落ち着き、この一年の出来事が自然と頭に浮かんでくることがあります。
嬉しかったことも、うまくいかなかったことも、すべてを包み込むように鐘の音が響き、やがて夜の静けさに溶けていく――
それこそが、除夜の鐘の本来の役割なのかもしれません。

大晦日に鐘をつくということ

普段、お寺の鐘をつく機会はほとんどありません。
ですが大晦日の夜だけは、一般の人でも鐘をつくことができる寺院があります。

鐘をつく前に手を合わせ、静かに鐘を打ち鳴らす。
そして自分が鳴らした音を、少しの間じっと聞いてみる。
それだけで、一年の終わりをしっかりと感じることができます。

必ずしも、うまく願い事をまとめる必要はありません。
「今年もいろいろあったな」
その一言だけでも、十分なのだと思います。

除夜の鐘とともに、新しい年へ

除夜の鐘撞きは108名

大晦日の夜は冷え込みますが、
近くのお寺から聞こえてくる鐘の音に、ぜひ耳を傾けてみてください。

実際に鐘をつく方も、音を聞くだけの方も、除夜の鐘は一年に一度、心に区切りをつけるための時間です。

鐘の余韻が消え、新しい年を迎えたあと、そのまま初詣へ向かうのも、日本ならではの年越しの過ごし方。
慌ただしい毎日の中で、こうした時間がこれからも大切に受け継がれていくといいですね。

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この記事を書いたひと

のの

のの

千葉県出身の30代主婦。結婚を期に浜松へ引っ越してきました。浜松にきて驚くこともいっぱいですが、新たな発見もできて楽しい毎日です。
休日は子どもとお出かけすることが多いので、一緒に楽しめる場所を日々サーチ中!