散歩中にであった雑貨屋からもらった大切なもの
あなたはご自身が住んでいる地域のお店をどれぐらい知っているでしょうか?
最近では、チェーン店や何でも揃う大型ショッピングセンターが目立ちます。
視点を少し変えて見渡してみると、個人のお店が意外と多いことに気づきます。
個人のお店のおもしろさは専門性の高さや、働いている人の考えや思いが商品に直結することです。
そのお店でしか手に入らないものがあったりします。
あなたが探し求めていたもの、あるいはまったく新しいものに出会える可能性がありますよ。
浜松で少し視点をかえて楽しんだ時のある「出会い」をお届けいたします。
大人も子供も楽しめるおもちゃを発見!
4歳の息子と近所の雑貨屋さんで、普段目にしないおもちゃを発見しました。
お店に入ってしばらくすると、店主が息子に
「これおもしろいよ!」
と言って取り出したのはイギリス王室の門番の格好をした人形でした。
どうやらゼンマイ式のおもちゃらしく、店主がゼンマイを回してテーブルに置くと、両手を左右に振り、足を広げたり閉じたりしながら横移動するという何ともユニークな動きを披露してくれます。
息子はそのおもちゃに釘づけになって
「お~っ!」
と興奮状態。
見た目もかわいいのですが、その愛嬌ある動きに私もすっかり虜になってしまいました。他にもピエロ、うさぎ、ねすみ、カメレオンとバリエーションがあり、どれも私たちを楽しませてくれます。
早速イギリス王室の門番の人形を購入しました♪
お店の外観や内装にもこだわりがっ
この雑貨屋さんはテラコッタ屋根をあしらったかわいい外観に、どこか懐かしく温かみのある空間が広がっています。
食器、観葉植物、洋服、小物、おもちゃなどが所狭しと並びながらも、それぞれが調和しあって一つの世界観を創り上げています。
まるでおとぎ話に紛れ込んでしまったような感覚です。
玄関アプローチ、看板、ディスプレイ用のトレー、いたるところに店主手作りのこだわりがうかがえます。小さいスペースではありますが、一瞬で異世界へと誘う不思議な力を秘めていました。
お店の名前は「赤ずきん」。
イオンタウン浜松葵から徒歩6分。三角屋根の建物とレンガのアプローチが目印です。
浜松市中区高丘北2-40- 14
TEL 053-438- 0408
ゼンマイ式おもちゃから貰ったもの
我が家にゼンマイ式のおもちゃを持ち帰ると、小学校5年生のお兄ちゃんも興味深々です。
現代はお金を払えばどこでもおもちゃを手にいれることができます。
でも少し時間が経つと部屋のいたるところに散乱し、いるのかいらないのか分からないものが増えていくばかり・・・
デジタルの進歩とともに、テレビゲームに熱中する子どもたち。
小学生がスマホ、タブレットを持っていても珍しくない時代です。
子どもに与える物の選別に悩んでいるお父さん、お母さんもいるのではないでしょうか?
そんなときにこのゼンマイ式のおもちゃをおすすめします。
ノスタルジックで愛らしく、大人も魅了する力を持っています。
液晶画面を通して見るのではなく、生身の形、色、動き、手に取って五感を使い楽しむということが子どもによい影響を与えるのではないでしょうか?
生身のおもちゃは数が限られますので、兄弟や友達で順番に使うということを学ぶツールにもなり得ます。
素敵な出会いは散歩がきっかけ
浜松に住んでいれば、メインの交通手段は車という方が多いのではないでしょうか?
仕事、買い物、病院、こどもの送迎など、どこへ行くにも車は大変便利です。
私も車なしの生活は考えられません。
しかし「便利」を代償に見落としているものもありませんか?
自らの足で歩いてみると、いつもは気にも留めなかったものが見えてきます。
「こんなところに花が咲いていたんだ」
「あれ、こんなお店あったかな?」
今回の雑貨屋さんも入口が少し奥まったところにあるため、車で移動していれば気づかずに通り過ぎていたでしょう。
個人のお店だからこそ
大型ショッピングモールなどの利点は何でも揃う、コストが安いなどが挙げられますが、個人のお店の魅力は専門性の高さとコミュニケーションではないでしょうか?
今回立ち寄った雑貨屋さんも、商品に対する詳しい知識に加え、地域の歴史や風土、同じように個人で営んでいるお店の情報を教えてくれました。途中店主のお母さんも顔を出し、昔話や孫の話、息子の遊び相手までしてくれました。
あなたが住む街にもじっくりと観察すれば、まだまだ知らない世界が待っているかもしれません。
そこでの出会いが地域の繋がりを深めていくのではないかと感じました。
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