<閉館しました>【2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」井伊直虎ゆかりの地観光⑦】井伊直弼も巡った井伊家の墓所/直虎の生きた戦国時代を浜松市地域遺産センターで学ぶ
これから井伊直虎巡りをされる方におススメの施設があります。
直虎観光の中心地にあり、この施設駐車場を利用してあちこちのゆかりの地巡りができます。
まずは、開館したばかりのこの施設に立ち寄ってみませんか。
直虎の生きた戦国時代の様子、直親の青葉の笛についてわかるだけでなく、江戸時代の大老・井伊直弼も墓参りした井伊家の墓所についても詳しく知ることができます。
この記事の見出し
「浜松市地域遺産センター」とは?
「浜松市地域遺産センター」とは、引佐協働センターとして使われていた建物を一部改修し、浜松市の文化財や地域に残された資料・遺産の調査や保護、活用事業を行う施設です。
大河ドラマ「おんな城主 直虎」放送中の2017年1月15日~2018年1月14日までの期間限定で、開館記念特別展「戦国の井伊谷」を開催中です。
エントランスのフォトスポット
大きな笛と一緒に写真が撮れるフォトスポットです。
笛穴に顔ハメしてもいいし、直虎ちゃんの横に並んでもOK!
大河ドラマでは、第1回から井伊直親の幼少期・亀之丞が笛を吹いていたシーンが印象的でしたね。
亀之丞の「青葉の笛」とは・・・
亀之丞(直親)は、父・直満と叔父・直義が今川派の家臣・小野政直のざん言により殺害され、自身の命も狙われます。
今川氏から逃れるために、すぐに井伊谷を出て途中で寺野八幡(現在の六所神社)に立ち寄りながら長野県まで逃げ、10年間ほど身を隠していました。
小野政直が死去し、亀之丞はようやく井伊谷へ帰郷することが実現しました。
亀之丞(直親)は、井伊谷に戻ると逃亡時のお礼として寺野八幡(現在の六所神社)に笛を奉納したと言われています。
以来400年以上にわたり、引佐町寺野地区の住民達が大切に笛を保管し、4年に1度だけ神社で公開されていました。
ちょうど大河ドラマが始まる前年の2016年4月に六所神社で公開。
多くの地域の方、歴史愛好家が駆けつけ、鑑賞しました。
2017年に「青葉の笛」を鑑賞するには・・・
2016年4月の公開を知っていれば・・・。
見逃したなんて残念ですよね~。(私もその一人(>_<))
次回公開は、4年後の2020年。
そんな先まで待たなくても、2017年にも「青葉の笛を鑑賞する」チャンスがあるんです。
青葉の笛は「東京都江戸東京博物館」、「静岡県立美術館」、「彦根城博物館」の3カ所で『特別展 戦国!井伊直虎から直政へ』の目玉品として、展示されます。
六所神社以外で公開されるのは、今回が初!!
これは見逃せませんね。
「東京都江戸東京博物館」 | 2017年7月4日(火)~8月6日(日) |
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「静岡県立美術館」 | 2017年8月14日(月)~10月12日(木) |
「彦根城博物館」 | 2017年10月21日(土)~11月28日(火) |
直虎360°ヴァーチャルツアー
ゴーグルを装着すると、目の前の画面に〇マークが出てくるので、頭を動かして見たい映像に〇マークを合わせます。。
「龍潭寺」「浜松城」「井伊谷宮」「浜松秋葉神社」の4つの映像が上下左右の360°見渡すことができます。
椅子に座って見ると、体勢がフラフラせず安定して楽しめます。
「浜松城」の映像の時、真下を向くと、まるで自分が空を飛んでいて、下を見下ろしているような風景が広がりました。
浜松出世の館にも同じ機械があります。
成長期の13歳未満のお子様は、残念ながら視力が不安定になる恐れがあるため、利用することはできません。
引佐の木喰仏
木喰仏とは、江戸時代後半に木喰(もくじき)が造った像のことです。
木喰は、1718年に甲斐の国(山梨県)生まれました。
45歳の時、五穀、塩、火を通した食物を断つ修業「木食戒」を受けた後、北海道から鹿児島まで日本各地を旅しながら修行しました。
訪れた土地で、一木造の仏像を刻んで奉納し続け、61歳から約30年間で千体以上ともいわれる仏像を残しました。
現存している木喰仏は、約700体確認されています。
浜松市地域遺産センターで展示している木喰仏は、83歳の時、引佐町狩宿(かりしゅく)の寿龍院に奉納されたものだそうです。
今まで見たことのある仏像と違って、木喰の人柄を表したかのような愛らしい表情が多いのに驚きました。
大河ロケ地:天白磐座遺跡からの出土品
天白磐座遺跡は、引佐町にある渭井神社境内裏山にあります。
「おんな城主 直虎」のロケ地に使われました。
古墳時代より岩などに神を迎える祭祀を行っていた信仰の場所で、発掘調査により土器や鉄矛、勾玉など多数出土しました。
天白磐座遺跡には、まだ発見されずに眠っている遺品があるかもしれませんね。
パネルで井伊家の歴史紹介
井伊谷の地で井伊氏の発祥、今川支配下の井伊氏、相次ぐ井伊一族の死、直虎の生涯などが時系列に紹介されています。
龍潭寺に残されていた文書や蜂前神社の残された次郎直虎の花押がある文書(複製)の展示があります。
井伊谷が舞台!プロジェクションマッピング上映
このジオラマの中心部分は、井伊谷城です。
井伊直虎の時代の地形で製作されていますので、浜名湖の形・サイズは現在のものとは違います。
プロジェクションマッピング上映前
プロジェクションマッピング上映中
戦国の世の中、井伊谷城を中心に周辺国を治めていた武田氏・今川氏・織田氏・松平氏が戦でどのように井伊領地を駆け巡ったのかなど、映像で表現されているので、子どもでもわかりやすいです。
開始時間 | 上映内容 |
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毎時00分 | 直虎ものがたり |
毎時10分 | 井伊谷戦乱記 |
毎時20分 | 現在の井伊谷 |
毎時30分 | 現在の井伊谷 |
毎時40分 | いなさ名所案内 |
毎時50分 | いなさ名所案内 |
井伊直親ゆかりの「青葉の笛」の体感コーナー
戦国時代の竹製のレプリカが展示されています。
実際に触ったり、レプリカ笛の音色をヘッドフォンで聴くことができます。
竹製の笛は、全長33㎝の黒漆塗りで重さは44g。
手に取ってみると、想像よりもかなり軽く感じました。
音色は高音ですが、心が清々しくなるような心地よさを感じる癒し系の音でした。
横笛にもいろいろな種類があるようですが、「青葉の笛」の素材の竹は薄くてやや細身の作りのようです。
パネルで詳しい横笛の説明や「青葉の笛」の複製工程を見ることができます。
井伊直虎のお墓に触れてみよう!
五輪塔は、龍潭寺にある井伊直虎のお墓の約3分の一サイズに造られた複製です。
実際に龍潭寺で「井伊家墓所」を見学できますが、すぐそばは立ち入りが禁止されています。
この複製五輪塔は手に取って、ご覧になれます。
墓石に刻まれた直虎の法名の文字まで複製されていますので、これをじっくり見てから龍潭寺の墓所を見学されるのもいいですね。
ここでしか手に入らない資料「井伊氏ゆかりの石塔」リーフレット
井伊氏発祥の地の井戸、直平・直満・直親・直虎などの井伊家墓所をはじめ、井伊家家臣墓所の説明がわかりやすくに書かれています。
龍潭寺の墓所見学で見落としがちなのが井伊家家臣の墓所。
井伊家墓所の隣にあるのですが、気が付きにくく見学されている方は少ないです。
ぜひ、このリーフレットをゲットして見学してくださいね。
キッズコーナー
直虎ちゃんのぬりえコーナー
この「直虎ちゃんぬりえ」は、ただの塗り絵ではありません。
なんと「飛び出す直虎ちゃんぬりえ」なんです。
アプリをダウンロードして色塗りが完成した塗り絵全体にスマホ画面をかざすと・・・
お子さんの塗った直虎ちゃんが動き出しますよ♪
家に帰ってからもお子さんと一緒に直虎ちゃん遊びが楽しめます。
フワフワマットコーナーには「笛」や「埴輪」クッション!
絵本があったり、戸棚の引き出しにも、おもちゃが入っています。
小さなお子様連れで井伊直虎観光されている時、お子様休憩で立ち寄られてみてはいかがですか♪
「浜松市地域遺産センター」のお土産コーナー
アイテム数は少ないですが、雑貨や浜松市の遺跡や引佐町の歴史関連の書籍等を販売しています。
浜松湖北高校と浜松市地域遺産センターのコラボ商品の直虎ちゃん缶バッチは、ココだけの限定商品です。
【2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」井伊直虎ゆかりの地⑤・直虎観光土産】井伊直虎グッズやお菓子を買うならこのショップ♪観光ついでの立ち寄りリスト9店
https://enjoy-hamamatsu.shizuoka.jp/tourism/10867/
「浜松市地域遺産センター」の詳細
特別展開催期間 | 2017年1月15日(日)~2018年1月14日(日) |
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開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 2017年12月29日~1月3日、および施設点検等による臨時休館 |
入館料 | 無料 |
住所 | 浜松市北区引佐町井伊谷616-5 |
電話番号 | 053-542-3660 |
井伊谷城跡 | 城跡登り口まで約4分→城跡の頂上まで約15分 |
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井殿の塚 | 徒歩約5分 |
井伊氏居館跡 | 徒歩約5分 |
妙雲寺 | 徒歩約7分 |
渭伊神社&天白磐座遺跡 | 徒歩約10分~12分 |
井伊谷宮 | 徒歩約10分~12分 |
龍潭寺&井伊家墓所 | 徒歩約10分~12分 |
井伊共保出生の井戸 | 徒歩約10分~12分 |
「おんな城主 直虎」大河ドラマ館 | 約4.9㎞、車で約15分 |
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「蜂前神社」 | 約5㎞、車で約16分 |
「浜松城天守閣」 | 約20㎞、車で約50分 |
【2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」井伊直虎ゆかりの地④・井伊谷周遊観光】どこに行くか迷ったらまずはココ!子連れで満喫コース♪
https://enjoy-hamamatsu.shizuoka.jp/tourism/10722/
参考になさるといいのじゃ。
「浜松市地域遺産センター」のアクセス
・新東名「浜松いなさI.C.」から約20分 国道257号線を南下→井伊谷上交差点を右折→「引佐協働センター」交差点を右折
・東名「浜松西I.C.」から約30分 浜松環状線経由で国道257号線を北上→井伊谷交差点を左折→「神宮寺」交差点を右折
・駐車場60台分
【バス】JR浜松駅バスターミナル/遠鉄バス15番のりばから「㊺奥山行」に乗車約60分→『神宮寺』下車→徒歩5分
【電車&バス】天竜浜名湖鉄道「金指」駅下車→遠鉄バス「金指」停留所から「㊺奥山行」に乗車約8分→『神宮寺』下車→徒歩5分
「浜松市地域遺産センター」特別展まとめ
浜松市北区引佐町井伊谷にある「はままつ地域遺産センター」は、直虎観光のスタート地点。
この施設で、直虎の生きた戦国時代を学んだあと、それぞれの直虎ゆかりの地に歩いて行くことができます。
直虎の時代の歴史や女城主をして活躍した直虎の思い、井伊谷の風景を存分に感じながら、直虎巡りをお楽しみください。
「おんな城主 直虎」が舞台の浜松市引佐町井伊谷で、戦国時代の歴史を感じよう!!
We love 浜松‼
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【2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」井伊直虎ゆかりの地観光⑨】渭伊神社と大河ドラマ「おんな城主 直虎」のロケ地に使われた天白磐座遺跡
https://enjoy-hamamatsu.shizuoka.jp/tourism/11730/
井伊家ゆかりの「渭伊神社」と一緒に観光するといいぞ!