浜名湖産牡蠣の美味しさのヒミツ!その特徴や他の産地との違いとは?
養殖の歴史
浜名湖のカキ養殖の歴史は意外と古く、明治20年頃と言われています。
ちょうど東海道線の建設工事が始まった頃ですね!
出典:浜松市HP
浜名湖に鉄橋を架ける際に組まれた蛇篭(じゃかご)や石の間に、天然のカキが育っているのを発見した舞阪町の田中万吉氏が、鉄橋近くの水深の浅い湖底に砂利を敷き並べて養蛎(ようれい)場を作りました。
そこに幼いカキを置く地蒔(ぢまき)式という方法で養殖を始めたのが始まりです!
その後、カキ養殖業者がしだいに増加し、浜名湖はカキの産地として知られるようになったんですね(・ω・)ノ
現在の養殖
現在の養殖方法は垂下(すいか)式(カキを水中につり下げて行う養殖法)と言い、ステンレスの輪に種貝をつけたホタテ貝の殻をつけ、湖内の養殖場にて大事に成育させています。
養殖期間はおよそ1年半。
潮通しの良い湖南部と植物プランクトンが豊富な湖北部に3回程度場所を移動します。
出典:浜松市HP
牡蠣の陸揚げは早朝行っており、一日に50から100個の養殖用の輪を回収します。
この養殖用の輪にはおおよそ30〜50粒のカキが付いるそうですよ♪
知っておきたい特徴
水揚げされた牡蠣は作業場で剥き身にされます!
剥き手は1時間におおよそ100~120粒のカキを剥いているんですよ(°_°)すごい!
出典:浜松市HP
浜名湖の牡蠣は剥き身をすぐ出荷しているため、スーパーなどでパック売りされている牡蠣とは味の濃厚さが全く違うと地元の牡蠣養殖業者さんはおっしゃっています♪
他の牡蠣との違い
有名な広島県産の牡蠣や、宮城県産の牡蠣、どちらもとっても美味しいですよね♪
では浜名湖産の牡蠣は他の産地の牡蠣とどこが違うのでしょうか。
広島県産の牡蠣は、
殻は小さいけれど、身は殻の割には大きくぷりっとしていて質量が高い牡蠣とされています。
瀬戸内海の太陽をたっぷり浴びた牡蠣は、甘み、風味の良さが特徴です。
濃厚ですが、他の牡蠣よりはあっさりと食べられるので、ボイル向けにオススメだそうです!
出荷は10月~5月まで、旬の時期は年明けの1~2月です。
その時期は牡蠣の体内に、美味しさの元となるグリコーゲンが大量に蓄えられていますよ♪
宮城県産の牡蠣は、
三陸地方の牡蠣が生食用として楽しめるシーズンは10月~2月の冬の時期。
その期間、三陸の牡蠣は『生食用』として全国へ大量に流通します。
黒潮と親潮がぶつかる世界三大漁場宮城県で育った牡蠣はとっても濃厚です。
雨水と海水が混じり合った環境で育つ三陸地方の牡蠣は、他の産地の牡蠣と比べ濃厚でクリーミーな味わいと言われています。
ということは、
火を通して調理する牡蠣は広島県産、牡蠣そのもののクリーミーさを味わいたいなら宮城県産ということでしょうか。
浜名湖産の牡蠣は大ぶりで、質量が高く、ミネラルが豊富で濃厚なので、良いとこ取りですね( ^_^)/
さすが日本のほぼ中間地点で育てられている牡蠣です♪
出典:hamazo
どの牡蠣もとっても美味しいので、それぞれお好みで味わってみてくださいね♪
そんな浜名湖産の牡蠣は、どんな料理でも絶品です!
しかし、浜松でしか食べることができないご当地グルメ、牡蠣カバ丼を私はオススメします!
牡蠣カバ丼が食べられるお店はこちらで紹介していますよ♪
この記事をSNSでシェア