【we love 浜松インタビュー】山下清生さん
この記事の見出し
「地元に残しておきたい風景画」を投稿:山下清生さん
山下清生(ヤマシタ キヨオ)さんとwe love 浜松との出会いは、2018年10月。
弁天島の夕焼けの写真をfacebookにアップしたところ、「弁天島の風景が大好きで絵に描きました」という山下さんが弁天島の絵を投稿してくれました。
それがこちら↓
山下さんは、仕事の合間に趣味で「地元に残したい風景」をいくつも描いていたそうです。
こんな素敵な風景画の作品、もっとたくさんの方に見てもらいたい!
we love 浜松で紹介したい!・・・と思っていた編集部。
なんと山下さんより、シリーズ化でwe love 浜松に掲載する企画を頂き、読者の皆さまに定期的にご紹介するようになりました。
今回は、作品の提供者:山下さんにインタビューして、日頃どのように絵を描かれているのか等を聞いてみました。
山下さんにインタビュー
60年になります。
ただし、ずっと浜北区在住なので、正確には浜松市民は政令指定都市になってからですから、今年(2019)で12年目です。
(成績が良かったかどうかは別です)
●ちょっと気になっている場所
●なぜ、ここにこんなものが?
メインは土・日曜日で、引きこもり状態です。
絵を描きながら、音楽を聴いたり、映画を聴いたり・・・
画面を観ずに音声を聴いてます。
絵に疲れると休憩時間はその映画鑑賞
▲山下さんが使われている画材
ペンがたくさん!投稿の風景画は筆ペンとコピックがメインで仕上げているそうです。
(高校の美術部で油絵を描きましたが、挫折しました)
車・電車・徒歩・自転車・その他
一度取材に走り出すと、150㎞~200㎞の距離を走ります。
季節はどれが好きですか?
しかし、風景を描くのなら、オールシーズン好きです。
しかし、暑さ・寒さ・風・光で同じ風景が全く違ってくるので、その時の美しい風景を捉えたいです。
さすが!芸術家視点ですね。
海外→中国(特に敦煌の「莫高窟(ばっこうくつ)」)
この夏、奈良に行ってハマりました。
中国は、小さい時から好きでした。
小説から始まり、中国料理に食指が動き、劇的な歴史に魅力を感じています。
おかげで、新婚旅行は中国でした。(しかも天安門事件の一か月前)敦煌は未だに切望の地です。
私の中で、点と点がつながった瞬間でした。
https://enjoy-hamamatsu.shizuoka.jp/study/17617/
●浜松出身の画家 加藤直之
建物全体が自然素材で作られていて、心地よい空間の美術館。
浜松市天竜区にあります。
壁は漆喰、籐ござが敷かれている部屋・大理石の部屋で、座ったり好きな場所から鑑賞できます。
▲こちらの「秋野不矩美術館」も山下さんの作品
(このような経験はありませんでした)
徳川家康や武田信玄など群雄割拠の時代も、この地を舞台に闘いを繰り広げています。
諏訪信仰や秋葉信仰など、天竜川を中心に文化が広がっています。
ちょっと見渡すだけで、色々な時代の文化の跡を見ることができます。
どうぞ、積み重なった浜松の文化と情熱を楽しんで下さい。
「三島市白滝公園」
土日は自宅にかんづめ状態で絵を描いている山下さんの欲しいものが、「絵を描く時間」。
時間を忘れるほど没頭できるモノがあることで、人生が豊かになりますね。
現在、次回作や静岡県のふじのくに芸術祭へ向けての製作だけでなく、作品展示に向けて新たな活動が始動中だそうです。
山下さんのさらなるご活躍、応援しています。
山下さんプロフィール
山下さん投稿の風景画記事
市展などに入選されました!
山下さんはwe love 浜松に寄稿される作品だけでなく、他にも制作活動をされています。
美術展にも出品され入選されましたので、ご紹介します。
●2020年2月 「浜松市芸術祭第67回市展」入選
●2020年11月 「日本国際水彩画会秋季秀作ネット展2020」入選
●2021年 4月 「第21回日本国際水彩画交流展」入選
●2021年 6月 「第4回日美展・絵画部門」入選
●2021年 9月 「第45回記念新日美展」佳作入賞
●2021年11月 「JIWI秋季国際水彩画展2021」入選
●2022年 1月 「浜松市芸術祭第69回市展」入選
「浜松市芸術祭第67回市展」入選作品
水彩画:「遠州大念仏」
作品は、無形民俗文化財に指定されている遠州地方の代表的な文化芸能「遠州大念仏」を描いています。
徳川家康の時代から続いている遠州大念仏。
初盆を迎えた家から依頼があり、遠州大念仏保存会の方が訪問し大念仏を演じることで盆供養を行っていましたが、現在では実施数がかなり減少しているようです。
遠州大念仏を実際にご覧になりたい場合は、毎年7月15日の夕刻より浜松市中区鹿谷町にある犀ヶ崖資料館前庭で、遠州大念仏奉納が行われています。
どなたでも自由に観覧できますので、お出かけされてみてはいかがでしょうか。
「浜松市芸術祭第69回市展」入選作品
水彩画:「修験者 峰中修行その2」
秋葉火祭りに参加する修験者の方々が、5日間山中を歩く修行の様子を描きました。
実際にご覧になりたい場合は、浜松市美術館「浜松市芸術祭第69回市展」にて2022年2月11日~3月1日までの会期中は展示されています。
ぜひご覧ください。
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