全国でもここだけ？！カモメ見物ができる駅併設の純喫茶「かとれあ」

皆さま、他とは一味違う珍しいカフェに興味はありませんか？

駅から0分の距離に、カモメと列車と湖が窓から見えるカフェがあるんです。
天竜浜名湖鉄道（通称：天浜線）の浜名湖佐久米駅（はまなこさくめえき）駅舎内にある、昔ながらの軽食喫茶店「かとれあ」です。

浜名湖佐久米駅は最も浜名湖に近い駅であり、冬場には間近でかもめと戯れる事ができます。
今回はこの「かとれあ」について紹介していきます。

カモメと電車、浜名湖をバックに撮影

天竜浜名鉄道の浜名湖佐久米駅は単線で、浜名湖側の柵が無い事もあり、湖はかなり近く感じます。

冬はホーム、レールの上などいたるところにカモメがいて、餌付けする人々の姿も見られます。

電車と羽ばたくカモメを浜名湖を背景に、ベストショットが撮影出来るかもしれません。
Instagram等、SNSでも多くの方が写真を紹介していらっしゃいます。

夏はキラキラと光る浜名湖をバックに走る列車が爽やかです。
東名高速の橋が架かっているため、浜名湖を遠くまで見通せるわけではありません。
しかし、湖面に映る橋の影が、波で揺れるのが綺麗です。

店内の窓からの写真。
こちらからもカモメの飛来の様子や列車が通り過ぎるのを見る事ができます。

　　　　

ユリカモメってどんなカモメ？

ユリカモメはどんな鳥なのか、少し触れておきます。

冬に日本へ飛来する渡り鳥なので、基本的に夏はいません。

体長40㎝前後で、足とくちばしが濃い赤色が特徴です。
幼鳥時はオレンジ色をしています。

また、基本的には大規模な群れで生活をします。
胸元の滑らかな羽根ときれいな黒い瞳が、とても可愛らしいカモメです。

　　　　

純喫茶好きにはたまらないメニュー

景観のお話をして来ましたが、食事も勿論魅力的です。

夏はバニラアイスの乗ったクリームソーダがおススメです。
冬はカモメと遊んだ後、冷えた手足をホットコーヒーを飲んで温めるのもいいのではないでしょうか。

　　　　　

食事メニュー

食事メニューは午前11時半～午後2時までです。
「懐かしのハヤシライス」「焼きそば定食」など、懐かしくて美味しいメニューが並びます。

食事が運ばれるまでの間、店内にある漫画を読みながら待つことができます。

　　　　　

珍しい景観の無人駅

個性的なのは、ホーム側だけではありません。
浜名湖佐久米駅を出て左を向けば、牛の形をした公衆トイレがあります。

トイレの前には、浜松市の名産品である鰻、みかん、仔牛の像が設置されています。
こちらは牛に比べてかなり小ぶりです。

市内には他にもみかんの形をしたトイレがあり、遊び心が溢れていて面白いです。

また、駅を出て右を向けば「かとれあ」があります。
浜名湖佐久米駅は無人駅のため改札はなく、出入りは自由です。

　　　　　

著名人も多く訪れているカフェ

「かとれあ」の美しい景観を求めて、出川哲郎さん、ウド鈴木さんなど数多くの著名人が番組企画で訪れています。

「ナニコレ珍百景」でも紹介されるなど、多くのメディアに取り上げられています。
また、2022年にはAKB48と天竜浜名線がコラボしていました。
メンバーは「かとれあ」にも訪れたようです。

店内には著名人のサインも多数飾られています。

　　　　　

ゆるキャンの聖地

「ゆるキャン△」シーズン2の第3話では、浜名湖佐久米駅が登場しました。

登場人物達はユリカモメとも触れあっており、くちばしと足の色についても触れられています。
「かとれあ」の外観は、店名を変えて登場していました。

第3話では、他にも浜名湖横を走る天竜浜名鉄道もご覧になれます。
美しい背景が描かれており、アニメ好きではなくとも楽しめると思います。

Amazonprimeを含む動画配信サイトで配信されています(令和5年7月10日現在)
ぜひ、「かとれあ」がモデルになった店を探してみてください。

店内に貼ってあるポスター。
アニメ内でもこちらと似た景色をご覧いただけます。

　　　　　　

カモメがいる冬だけじゃない、夏も楽しめる観光地

浜名湖佐久米駅から出て西南へ10分程行くと、佐久米海岸があります。

ＧＷあたりには潮干狩り、夏はマリンスポーツの名所となり、多くの家族連れや若者で賑わいます。
遊び疲れたら、「かとれあ」でゆっくり休憩してから帰ってはいかがでしょうか。

　　　　

天浜線 浜名湖佐久米駅併設の「かとれあ」詳細情報

　　　　　

喫茶「かとれあ」は映えスポットだった！

「かとれあ」にはカモメと電車、個性的な公衆トイレ、純喫茶風の店内など、写真映えするスポットが色々あります。

また、「かとれあ」からすぐ近くの店で浜名湖の鰻を堪能できます。
一カ所でぎゅっと魅力が詰まっています。

「ゆるキャン△」を見てから訪れると、作中内に出て来る景色や食事の答え合わせが出来て一層楽しいでしょう。

早速週末に、小旅行気分で訪れてみるのはいかがでしょうか。
電車との接触に注意しながら、素敵な思い出を作りましょう。