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知ってた?みんなでシェア!遠州地方の柏餅

柏餅と大柏餅

桜の季節が終わると店頭でよく見かける和菓子といえば、柏餅です。
桜餅ほどの可愛らしさはなくても、伝統的な形と柏の香りに春を感じられる和菓子の一つと言えるのではないでしょうか。

今回は今が旬の柏餅の由来と遠州地方ならではの視点からご紹介します!

柏餅はいつごろできたの?

柏餅は江戸時代中期頃に江戸で誕生したといわれています。

柏餅に使われている柏の葉は、新しい葉が生えてくるまで古い葉が落ちません。
そのことから、子どもが成長するまで親が生きている、家系が絶えない、子孫繁栄を連想させる縁起物として柏餅を食べるようになりました。

その後、参勤交代などによって全国に広まるようになったと言われています。
ただし、西日本では端午の節句といえば柏餅よりもちまきのほうがメジャーのようです。

柏餅の葉

柏餅 緑の葉・茶色い葉

柏餅の葉に茶色い葉と緑の葉が利用されているのはご存知でしたか?
お店によって使われている葉は違いますが、もともとは緑色の葉を使っていました。

諸説ありますが、実は茶色の葉を使うようになったきっかけは、暦なんです。

日本では本来旧暦を使っていましたが、明治6年に太陽暦(新暦)に変更されました。
すると困ったのが柏餅を作るお店。
5月5日が約1ヶ月半程早くきてしまうことになると、十分なサイズの柏の葉が手に入れられないのです。

そこで、前の年にとれた柏の葉を翌年に使えるように蒸して殺菌してみたところ、葉が茶色くなってしまいました。
それから茶色い葉を使った柏餅ができたということです。
ただ、数十年前から真空パック技術の向上などもあって、緑色の葉を使った柏餅も増えてきているようですよ。

遠州地方ならでは?柏餅の種類いろいろ

柏餅いろいろ

柏餅といえば、中のあんこは『こしあん』や『粒あん』、皮は『白』か『よもぎ』といったところがメジャーでしょう。
この他に白味噌を使った『味噌餡』も浜松ではよく見かけますが、こちらは全国スタンダードではないようですね。
中部地方より西では一般的に販売されていないとか。

私個人的には甘じょっぱさがクセになる味噌餡が一番のオススメ。
皮もピンク色で作られていることが多く、可愛らしい感じです。

さらに浜松には、『もろこし』の柏餅というものも見かけます。
もろこしというのは、もろこし粉という雑穀の一種です。
皆さんご存知のトウモロコシとは別物ですよ〜。
昔はお米が貴重だったこともあって、もろこし粉を混ぜて作っていたそうです。

もろこし粉を使った柏餅は茶色く、白い柏餅に比べて余り伸びない感じですね。
味はそれほど違いを感じませんでしたが、伸びがない分素朴なイメージです。
もろこしは外側の皮のみに使用しているので、中のあんこはつぶあんやこしあんが入っています。

見た目のインパクト大!こんな柏餅見たことない!!

浜松のある遠州地方では、あんこの種類や皮の違いがあるだけじゃありません。
なんと、予想外の大きさの柏餅が販売されているんです。

それがこちらの『大柏餅』

大柏餅

決して遠近法で大きく見えているわけではありません!
隣にある通常の柏餅のサイズと比べると大きさの違いがわかります。

重さを量ってみると、通常の柏餅が

柏餅重さ

64g。
これくらいが食べやすいサイズですよね。

大柏餅を量ってみると、

大柏餅重さ

なんと606g!
大柏餅というだけあって、通常の柏餅の約10個分!
なかなか一人で食べきれる量ではないですね。
皮も厚いですが、中の餡子もたっぷりです。

※柏餅の下にあるお皿の重さは引いてあります。

お店によって異なりますが、大きさは20センチ以上のところがほとんどです。
賞味期限は基本的に当日限りということもあって、なかなか手が出しにくいところですね。

私はカットしてみんなでシェアして食べましたが、お店の方に伺ってみたところ中にはそのまま丸かじりする方もいらっしゃるそうですよ。

通常は、予約販売がほとんどの大柏餅。
事前に2〜3日前までにお店に連絡をすると、用意してもらえます。
5月いっぱいまでは対応してくれるところも多いので、是非チャレンジしてみてください。

つちや餅店

今回の大柏餅は、つちや餅店さんで購入しました。

つちや餅店さんで販売されている柏餅の皮は、上新粉ではなく、新潟のコシヒカリと茨城のササニシキをブレンドして米から作っているそうです。
そのため、皮も硬くならずにモッチモチの食感を楽しめます。

大柏餅の中の餡子はこし餡のみ。

つちや餅店さんで販売している大柏餅は、通常サイズの3倍(390円)、5倍(650円)、10倍(1,300円)のサイズを用意。
通常サイズの柏餅は店頭販売していますが、大柏餅を希望の場合は予約が必要です。
化粧箱かパックに兜の掛け紙をしてお渡しできます。
※価格は2018年の税込価格です。

つちや餅店

つちや餅店さんではお団子などの和菓子の他に、わらびもちドリンクも販売しています。
食べ応えがあってプリプリちゅるんな食感でオススメです。

つちや餅店:わらび餅ドリンク
家康くん

餅のつちやで新感覚スイーツ〝わらび餅ドリンク“を堪能!

https://enjoy-hamamatsu.shizuoka.jp/gourmet/sweets/24655/

モチモチさは残しつつ、滑らかな舌触りで〝ちゅるん“とした舌ざわりがクセになる美味しさ。
タピオカよりも弾力感がソフトです。
浜松市のお餅、団子の専門店「つちや餅店」 営業時間・定休日

住所 浜松市中央区泉2丁目4-30
電話 053-474-9592
営業時間 9:00〜18:00
定休日 月・火
駐車場 無料駐車場あり
※店舗南側に8台分
アクセス バス 浜松駅から聖隷三方原町方面など24分泉町中を下車、南方面へ徒歩1分
浜松西ICから12分
HP https://tutiyamotiten.com/

遠州大柏餅まとめ

静岡県西部ならではの大きな柏餅。
インスタ映を求めて県外からのお客さんもチラホラいらっしゃるそうです。
確かにインパクトありますよね〜。

餡子好きにはたまらないサイズの柏餅を一度は食べてみてください。
話のタネになること間違いなしですよ〜!

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柏餅と大柏餅

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この記事を書いたひと

のの

のの

千葉県出身の30代主婦。結婚を期に浜松へ引っ越してきました。浜松にきて驚くこともいっぱいですが、新たな発見もできて楽しい毎日です。
休日は子どもとお出かけすることが多いので、一緒に楽しめる場所を日々サーチ中!