【浜名湖の軽井沢】奥山高原の思い出を辿る ~遊園地から植物園へ、そして閉園へ~
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2024年8月31日、浜松市民に長年親しまれてきた「花の奥山高原」が閉園しました。
かつては「浜名湖の軽井沢」と呼ばれ、遊園地やプール、宿泊施設などを備えた一大レジャーランドとして賑わっていた奥山高原。
時代の流れとともに、遊園地から植物園へと姿を変え、最後は静かにその幕を閉じました。
今回は、奥山高原の歴史を振り返りながら、そこにあった施設や魅力、そして人々の思い出を辿っていきたいと思います。
開園当初の奥山高原 ~レジャー施設として誕生~
1972年、奥山高原はレジャー施設として開園しました。
園内には、観覧車、ジェットコースター、ゴーカート、メリーゴーランドなど、様々な遊具が設置され、子供たちの歓声が響き渡っていました。
夏には、広々としたプールがオープンし、家族連れで賑わっていました。ウォータースライダーなどのアトラクションもあり、子供から大人まで楽しむことができました。
奥山高原の変遷 ~植物園への転換~
時代の流れとともに、レジャーの多様化や少子化などの影響を受け、奥山高原の来園者数は徐々に減少していきました。
そして、2009年に遊園地エリアは閉鎖され、観光植物園へと転換しました。
「花の奥山高原」と名付けられた植物園では、四季折々の花々を楽しむことができました。

春には梅や桜、夏にはアジサイやササユリ、秋には紅葉、冬には椿など、一年を通して様々な花が咲き乱れていました。
特に梅の時期に、枝垂れ梅が満開になると園内に梅の香りが漂って、ゆったり過ごせる癒し空間でした。
奥山高原の魅力
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奥山高原の魅力は、遊園地や植物園だけではありませんでした。
- 豊かな自然: ヒノキ林に囲まれ、四季折々の花々を楽しむことができました。
- 流水庭園: 金原明善が台湾から取り寄せた岩を配置した庭園は、独特の景観を誇っていました。
- ドッグラン: 広々としたドッグランがあり、愛犬と遊ぶことができました。
- 展望スポット: 展望台からは、浜名湖や遠州灘の景色を一望できました。
奥山高原の閉園
来園者数の減少や設備の老朽化により、維持管理が困難になったことから、2024年8月31日に奥山高原は閉園しました。
閉園を惜しむ声も多く、多くの人々が最後の思い出作りに訪れました。
奥山高原の思い出
奥山高原は、地元住民や観光客に愛された場所でした。
家族や友人と訪れ、楽しい時間を過ごした思い出は、いつまでも人々の心に残るでしょう。
遊園地で遊んだこと、プールで泳いだこと、花々を眺めたこと、展望台からの景色、ドッグランで愛犬と遊んだこと…。
奥山高原は、たくさんの思い出を私たちに残してくれました。
最後に
奥山高原は閉園してしまいましたが、そこにあった施設や魅力、そして人々の思い出は、これからも語り継がれていくことでしょう。
このブログが、奥山高原の歴史を振り返り、その思い出を未来へ繋ぐ一助となれば幸いです。
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