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オモシロ地底探検!竜ヶ岩洞に行ってきました【浜松市の鍾乳洞②】

浜松市山間部には、広大な自然があり、そこにはいくつかの洞窟や鍾乳洞があるのはご存知でしょうか。
一般には立ち入りができませんが遺跡として現存しているものから、北区引佐地区の竜ヶ岩洞、北区鷲沢地区の鷲沢風穴、天竜区の小堀谷鍾乳洞のように観光地になっているところなどさまざま。

今回はその一つ、大自然の神秘な造形で見どころ満載の【竜ヶ岩洞】をご紹介します。

 

竜ヶ岩洞はこんなところ♪

浜松市民なら大人から子どもまで遠足などで一度は訪れた人が多いのではないでしょうか。

『新・浜松の自然100選』『浜松市‘音‘‘かおり‘環境資源百選』に選定されています。

 

観光鍾乳洞「竜ヶ岩洞」の始まり…

1981年、2人の洞窟愛好家によって手掘りで洞窟内を拡げる作業を開始。
その2年半後の1983年10月に、全洞が一般公開されました。

東海地方最大規模の竜ヶ岩洞は、その規模は総延長1,000mにおよぶそうで、一般公開されているのはその1部の400mです。

 

竜ヶ岩洞内の鍾乳石

2億5千万年前の地層といわれる秩父古生層の石灰岩地帯に属します。

2万5千万年前というと、地球史上最大の生物絶滅期があったといわれています。
これはまだ研究段階で謎に包まれていますが、そんな時代からこの竜ヶ岩洞にある鍾乳洞も長い年月を経て現在の形となって、私たちが見ることができます。

鍾乳洞内部の数々の鍾乳石は、つららのように天井から垂れ下がっていますが、大昔からその形になっているのではありません。
なんと!100年にたった1㎝ずつ、じわりじわりと成長し、現在の形になっているのです。

気が遠くなるような長い年月かかって、自然にできあがった鍾乳石は、

  • 滴り落ちる水滴からできるもの……鍾乳管(ストロー)・つらら石・石柱石筍幕状の鍾乳石(カーテン)
  • 流れる水によってできるもの……流石(フローストーン)・畦石・洞窟真珠
  • 結晶そのものが成長するもの……石花・浮遊・針状結晶
  • 霧状の水からできるもの他……洞窟珊瑚

そのでき方や形によって約15種類に分かれます。

竜ヶ岩洞で主に見ることができる鍾乳石は、カーテン・フローストーン・ストロー・石柱・つらら石・石筍の6種類です。

また、鍾乳石は不純物や土壌由来の鉄イオン量によって白や黄色、茶系など色が変化しています。

歴史に興味がなくても、一歩鍾乳洞に入れば「オオゥ~~すごい‼」と声をあげたくなる、そんな景色が入口から出口まで、見渡す限りずっ~~と楽しめます。
ながい歴史を感じながら自然の創り出した神秘の地底芸術をじっくりと眺めてみませんか♪

 

いよいよ地底探検出発♪

 

まずは子ども達人気のドラゴンを眺めて……

 

 

入り口に鎮座するドラゴン‼ 時々目が赤く光るんです。 そして口から火ではなく、水蒸気を吐きだします。

昔はこのドラゴンのすぐ下が入口になっていました。
ドラゴンの入り口に来ると……小さな子どもは、怖がる!または、その逆で面白いからずっと見ていたい!……だからなかなか鍾乳洞に入れないっ!具合でした。

10年ぶりの竜ヶ岩洞…ドラゴンの手前にググッーーーと黒いトンネルが伸びて、すっかり脇役。
入口からは背景の緑と同化して目立ちません。(というか見えないっ。なのですんなり入場できます)

でも子ども達にはまだまだ、人気キャラ!?

 

 

つぎは、入口にある「長寿安楽の石」に座って長寿祈願‼

 

竜ヶ岩洞・石

 

竜ヶ岩洞から採石されたこの石は以前は、姫様道中が行われている細江町気賀の街角にあったそうです。

なんでも、この石に座った人は90歳以上長生きした人が多いと評判になり、「長寿安楽の石」として呼ばれていたそうです。
その石が、50年ぶりに2008年に元の竜ヶ岩洞に寄贈という形で戻ってきました。

入口の他の石と色が似ていて、そのまま気づかず素通りしそうなくらいひっそりとありましたが、ドラゴンを眺めていた娘が気が付きました!
竜ヶ岩洞の出口は別の場所なので、入る前に忘れずに座っておくほうがいいかも。

娘はしっかり独り占め。
これで健康長寿安泰?!

 

竜ヶ岩洞の地底探検開始……

 

お決まりの顔ハメ~!

コウモリゲージ

昔来たときには、ゾゾッーーーとするほどコウモリがぎっしり天井にぶら下がっていましたが、今回は、「どこにいる?」「あっ!あそこにいた」というくらい、探してしまった。

『ルーセット フルーツコウモリ』という種類のコウモリで、バナナやリンゴなどのフルーツを好んで食べるコウモリらしいです。
竜ヶ岩洞内には昆虫がいるらしいですがフルーツ好きなコウモリ?

このマイナスイオン濃度って毎日数値が変わるのでしょうか。
本日のマイナスイオン濃度が表示されています。

1㎤あたり、5万個の濃度って、どのくらいの効果があるのかよくわかりませんが、数値だけで癒され気分。
実際、竜ヶ岩洞内を1時間近くかけて歩きましたが、池があったり……滝があったり……水音を聴きながら歩いているので疲れを感じることもなく、とてもリラックスできました。

 

竜ヶ岩洞の見どころ♪

 

ここは『股のぞき』
お尻を突き出してますが、恥ずかしがらずに覗いてみてください。

上手く見るコツは、地面の足型マークに自分の靴を合わせると見やすいです。
つらら石が並んでいるのが見えます。

石が突き出てサルの顔に見えたり……

外の入り口付近にいたドラゴンのもの?と思ってしまうような『竜の爪』があったり……

鍾乳洞の中になぜかがあったり……

鐘がある『登竜門』は、受験合格・大願成就・縁結びのご利益があるらしいです。 こちらのルートはこの先、かなり狭い道です。(広い別ルートもあり)

以前、行った鷲沢風穴のように、せまくて薄暗い通路に娘は探検心でワクワクしながら大喜びで進んでいきました。

ここでは全部を紹介しきれないほど、ちょっと歩くたびに面白い名前がつけられた鍾乳石との出会いがあります。

そして、昔からある懐かしの……

『喜びの窓』と名付けられた場所です。 1981年に2人の洞窟愛好家によって手掘りで洞窟内を拡げる作業を開始されましたが、まさにこの体勢で行われていたのです。

現在は観光客が見やすいように通路が拡げられ歩きやすいように整備され、手すりなども設置されている部分がありますが、竜ヶ岩洞はこのお二人の苦労ある作業が始まりです。
小学生の娘もこの展示をみて、やっとその洞窟拡張工事の大変さを分かったようです。

この『喜びの窓』の展示までで、ルート全体のまだ4分の1の地点……まだまだ続きます。

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この記事を書いたひと

りこ

りこ

浜松在住歴30年、3人の子育て中の40代主婦です。

パン屋さん・ケーキ屋さん・和菓子屋さん大好き!
お出かけついでに立ち寄ることがささやかな楽しみです。

長年住んでいても、浜松は新発見ばかりです。
子どもとお出かけして出会った、浜松の「楽しい場所」・「人」・「おいしいもの」をお届けしていきます。