【2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」浜松・井伊直虎ゆかりの地①】名勝庭園と井伊家が祀られている龍潭寺
井伊家代々を祀る寺龍潭寺
直虎をはじめ井伊家代々を祀る寺【龍潭寺】に行ってきました。
ここは禅宗臨済宗妙心寺派の寺で井伊家代々だけでなく、檀家さんがお参りされるお墓もあります。
歴史は古く、開寺は733年、行基によって開かれ、当初の寺号は地蔵寺でした。
平安時代より井伊家の菩提寺で、井伊家初代の井伊共保が祀られた後、法号を自浄寺と改め、
戦国時代に井伊直盛が戦死し、直盛の法号から龍潭寺と改められました。(Wikipediaより)
国指定文化財の庭園や県指定文化財の建物などがあり、見どころはなんといっても小堀遠州作の日本庭園と鴬張りの廊下。
今では直虎ゆかりの地としても注目されている観光名所です。
龍潭寺入口
駐車場横の石畳の道から龍潭寺山門に向かいます。
この龍潭寺辺りは、もともと井伊八幡宮の境内でした。
南北朝時代には、渭伊(いい)神社に合祀され、龍潭寺が井伊城の砦の役目もあったため、参道には城郭造りの跡が残されているそうです。
山門
1656年、龍潭寺第七世住職の喝巌和尚が建立。
門前両脇に大きな石が配置され、山門上部には山号の『萬松山』と書かれた額が掲げられています。
門をくぐると正面は石垣を覆う緑。
あれ?本堂はどこ?
見回すと左右に道がありました。
左側は……
一瞬、「この階段を上るの?!」と思いましたが、こちらは帰り道。
右側の‘‘赤いのぼり”方向へ進みます。
この‘‘赤いのぼり”が、井伊直虎ゆかりの地観光の目印。
通路はさらに曲がっています。
これが井伊城南の砦として守っていた城郭造りの名残りなのでしょうか。
ここからコの字型方向に進みますが、階段を上りきると……
さらに石垣。
正面に進むと仁王門がありますが、拝観受付はこの地点を右に曲がります。
進んでいくと右手に白い建物のお手洗いがあります。
男女別になっていて、女性の方は洋式・和式の両方が計10こ設置されています。
さすが観光地なので多いですね。
「駐車場にはお手洗いはありません」と書かれていたので、帰りはお忘れなく。
お手洗い前を通り過ぎると、1631年建立の『鐘楼』があります。
鐘楼
左奥に見える梵鐘が以前はこの『鐘楼』内にあったようです。
現在、梵鐘は勝手につくことはできません。
でも、元旦から5日のお正月の参詣に限っては「いのりの鐘」として、いつでも鐘をつくことができます。
鐘を通り過ぎると、正面に『庫裡』があります。
庫裡(くり)
こちらが『庫裡』です。
1815年に第14世住職の仲山和尚代が建立。
龍潭寺拝観の入り口になります。
ちょうど、結婚式の写真撮りをされていた新郎新婦が出てこられました。
龍潭寺の立派なお庭前などで撮影されていたようです。
♥結婚式の前撮りやフォト和婚に龍潭寺♥
立派なお寺や庭園と一緒に晴れ姿が残せる時代になったんですね~。
入口で履物を脱いで中に入ります。
龍潭寺の直虎ゆかりの見学ポイント
建物に入る前に、井伊家や直虎関連の見学ポイントのご紹介です。
龍潭寺内は、井伊家関連の展示内容以外にも注目したいものがあります。
昭和11年に国の名勝記念物に指定され江戸時代初期に造られた庭園、龍の彫刻、鶯張りの廊下、織田信長の遺品など、見どころ満載です。
せっかく龍潭寺に足を運んだのなら、どれも見逃したくないですよね~。
井伊家と直虎関連の見学ポイントはこちらです。
- 井伊家御霊屋(みたまや)
- 開山堂の井伊直政像と井伊氏の御籠
- 井伊氏歴代墓所
- 御神木「梛(なぎ)の木」と子育て地蔵
龍潭寺から徒歩2分の井伊氏ゆかりの見学ポイント
- 井伊氏発祥の地の井戸(龍潭寺から出て南方向に徒歩3分)
- 井伊谷宮(龍潭寺庭園の隣)
こちらは別記事で紹介予定ですが、龍潭寺からとても近い場所なので、セットで行かれるといいでしょう。
では、次のページでは、いよいよ庭園や直虎ゆかりの見学スポットをご紹介します。
(井伊家と直虎ゆかりの見学ポイントは、タイトルに★マークをつけました)
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