浜松まつりを楽しもう♪ゴールデンウィークは朝から晩まで大賑わい!〜夜の御殿屋台と練り編〜
ゴールデンウィークは全国各地で様々なイベントやお祭りが開催されます。
なかでも、国内最大級の人出となるのが浜松まつり。
毎年、ニュースで放送されるほどの賑わいで、2023年は大河ドラマ『どうする家康』主演の松本潤さんらがパレードを行ったこともあり、3日間で255万5000人の人出となりました。
これは記録の残る2004年以降、過去最多の人出でした。
そんな浜松まつりの楽しみは昼間の凧揚げだけではありません。
夜にはまつりの場所を変え、浜松駅周辺や各町内で盛り上がりをみせます。
御殿屋台
写真提供:大関正行さん
浜松まつりで使われる祭車は御殿屋台(屋台)と呼ばれています。
豪華な彫刻や幕、提灯で装飾され、夜に浜松市中心部や各町で引き回しをします。
その為、夜の市街地は様々な町の豪華絢爛な屋台で一層華やかになるのです。
以前は凧場の様に観覧席が用意されていましたが、残念ながら現在はありません。
TDLのパレードのように通りにレジャーシートを敷いて見たり、立ち見をするのですが、かなり混雑するので気合が必要です。
ちなみに、浜松市中心部で行われる『御殿屋台引き回し』は浜松ケーブルテレビ『ウィンディ』でもリアルタイムに放送されます。
各町の御殿屋台の彫刻の説明をしてくれたり、ミス浜松がインタビューを受けていたり、こちらも見どころ満載です。
小さな子どもがいて人混みは難しい方や、屋台の細部まで見たい方等はケーブルテレビでチェックするのもアリですよ。
と〜っても高い御殿屋台
豪華絢爛な御殿屋台、1台作るのに一体いくらかかるのでしょう。
ちょっと見ただけで、スゴイ手の込んだ彫刻が見えたり、屋根が二層になっていたり、素人目に見てもかなり高価そう。
実はこの御殿屋台の制作費、1台あたり5,000万円以上もするんです!
これは気軽に買えない金額ですよね・・・。
御殿屋台を購入する時は町内で寄付を募ってするそうですが、それでも金額が大きいだけに大きな町でないと難しいみたいです。
そんな高価な御殿屋台はと〜っても大事に使われていて、各町の誇りでもあるんですよ。
御殿屋台の始まり
そもそも御殿屋台の引き回しは、明治の末、凧揚げから帰ってくる若衆を迎えるため、伝馬町や千歳町の芸者衆が練り歩いたのが始まりとも言われています。
三味線や篠笛を用いたお囃子の曲も「小鍛冶」「鞍馬」「梅は咲いたか」などの小唄が多いのもその為です。
屋台も今のような絢爛豪華なものではなく、時代劇にでてくるような荷車『大八車』に木柱をたて凧を屋根に見立てたり、大八車に提灯や木花で飾ったものでした。
浜松まつり会館 初期御殿屋台 模型
大正4年には浜松独特の底抜け屋台が登場、お囃子奏者は中で歩きながら演奏したそうです。
浜松まつり会館 底抜け屋台 模型
大正11〜12年頃からお囃子奏者が乗れる屋台になり、昭和4年に初の御殿屋台が完成しました。
模型にも説明書きがありましたが、お囃子奏者が転んでケガをするために屋台に床を貼って座って演奏させるようになったようです。
浜松まつり会館 屋台 模型
その後、時代が進むにつれ各町で細かな彫刻など工夫をこらした絢爛豪華な御殿屋台になったのです。
写真提供:大関正行さん
例えば、「千歳町」の御殿屋台は天狗や昇り龍、源平合戦が彫られています。
よ〜く見ると義経や弁慶・頼朝・静御前の白拍子姿が!
昼間は、駅前のソラモに屋台が展示されているから、じっくり彫刻を見たり記念撮影してみよう!
御殿屋台の中のお囃子
写真提供:大関正行さん
お囃子を奏でる子ども達は小学校高学年の女の子が中心で、2〜3月くらいからお囃子の練習をします。
このお囃子をする子ども達は、芸者や稽古場の師匠などの専門家に厳しく指導してもらったり、町の大人たちに教えてもうなど様々。
町によりますが、太鼓・鼓・篠笛など一通りできるように練習をして本番に臨みます。
写真提供:大関正行さん
そんな厳しい練習を乗り越え御殿屋台に乗って演奏できるお囃子は、子ども達にとってちょっとした憧れだったりするんです。
揃いのまつり衣装を着て、バッチリメイクもした気合の入った姿を是非ご覧あれ。
浜松まつり展示 | 5月3日(金)~5日(日) | 10:00〜17:30 |
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はままちフレッシュマーケット | 5月3日(金)~5日(日) | 11:00〜18:00 |
浜松まつりにケンハモで参加しよう | 5月3日(金) | 11:00〜11:30、 13:00〜13:30 |
お囃子・子どもラッパ隊 | 5月3日(金)~5日(日) | 16:30〜17:30 |
※ケンハモとは鍵盤ハーモニカの略称です。
吹奏楽パレード | 5月3日(金) | 17:15〜18:30 |
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御殿屋台引き回し | 5月3日(金)~5日(日) | 18:30〜21:00 |
※雨天中止
大道芸スペシャル3Days | 5月3日(金)~5日(日) | 13:00〜16:30 |
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※雨天中止
アクトでやらまいか浜松まつり | 5月3日(金)~5日(日) | 11:00〜18:00 |
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浜松キッチンカーまつり2024 | 5月3日(金)~5日(日) | 11:00〜18:30 |
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御殿屋台展示 | 5月3日(金)~5日(日) | 11:00〜18:30 |
※御殿屋台展示は雨天中止
御殿屋台展示 | 5月3日(金)~5日(日) | 11:00〜18:30 |
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※御殿屋台展示は雨天中止
浜松市やらまいか大使まつり | 5月4日(土) | 13:30〜15:00 |
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練り
写真提供:大関正行さん
夜になると各町では、ラッパと太鼓の音とと共に規則正しく整列し、「おいしょ!おいしょ!」や「やいしょ!やいしょ!」と掛け声をあわせてすり足で歩く隊列を見ることができます。
これを『練り』といい、町内をみんなでぐるっと歩き回るのです。
また、商店や各町のまつり役員宅などでは町の凧印が描かれた旗を中心に練りを行います。
イメージ的にはグルグル回る『おしくらまんじゅう』みたいな感じですかね。
なかでも初練りといって、初凧を提供した家(初家)では初子の誕生を祝って盛大にお祝いします。
最後には施主や子どもを中心にして担ぎ、大きく練り広げるのです。
その後、初家側は初凧や初練りのお礼として、自宅前でお酒や食べ物でもてなします。
町によっては子どもだけの練りや、大人のように大杯(優勝したお相撲さんなどが持っている大きな朱色の盃です)でジュースを一気飲みをしてお祝いし、お菓子を配ったりするところもあり、子ども達にとっても楽しいイベントになるのです。
『激』とつくだけあって、かなり激し~い!
1つの町だけではなく、複数の町が集まって練りを行なうこともあるぞ。
浜松まつり〜夜編〜まとめ
浜松まつりは参加したほうが断然面白いおまつりだといいます。
我が家でも数年前に初子祝いを行いましたが、それから子どもも浜松まつりが大好きに!
翌年から毎年参加していますが、浜松まつりがきっかけで仲良くなったお友だちもできたりと楽しみなイベントになったようです。
浜松まつりに参加している友人がいるなら、ぜひ声をかけて参加してみてください。
まずは衣装一式そろえなくても、法被とワッペンがあれば参加はOKなところが多いと思います。
※法被&ワッペンが参加証のようなものになっています。
法被は貸し出ししている町もあるので、気軽に参加できますよ。
浜松まつりでゴールデンウィークの予定は決まり♪
we love 浜松!
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