【浜松観光】中田島砂丘で感じる自然の魅力!
浜松市を代表する観光スポット、中田島砂丘。
広大な砂浜に青い空、そしてどこまでも続く水平線。
日常を忘れさせてくれる雄大な景色が広がっています。
今回は、そんな中田島砂丘の知っているようで知らない魅力を、その成り立ちと合わせてご紹介します。
この記事の見出し
中田島砂丘ってどんなところ?
中田島砂丘は、南北約6.9km、東西約0.6kmにわたって広がる広大な砂丘。
日本三大砂丘の一つに数えられ、その美しい景観は多くの観光客を魅了しています。
砂丘内には、風紋など自然が作り出す芸術作品や、すり鉢状の窪地など、変化に富んだ地形を楽しむことができます。
しかし、津波対策のため防潮堤ができてからは、この特徴が薄らいでいるように感じます。
日本の三代砂丘とは?
砂丘とは風で運ばれた砂が堆積してできた小さな丘のことを指します。数ある砂丘のなかで、日本三大砂丘に数えられるのが、以下の3つです。
● 鳥取県の鳥取砂丘
● 静岡県の中田島砂丘
● 鹿児島県の吹上砂丘
中田島砂丘に穏やかに打ち寄せる波の音に耳を澄ませて
中田島砂丘の魅力は、砂丘だけではありません。
雄大な砂丘と一体となり、どこまでも広がる青い海。
そして、リズミカルに打ち寄せる波。
波の音は、心を落ち着かせ、癒しを与えてくれます。
きっと、日常で生まれたモヤモヤしたものが、波の音と共に洗い流されていくに違いありません。
中田島砂丘の波の特徴
中田島砂丘の波は、遠州灘特有の強い西風によって生まれます。
そのため、比較的波が高く、力強いのが特徴です。
サーフィンを楽しむ人々にとっても、人気のスポットとなっています。
一方で、砂浜は遠浅で、波打ち際は穏やか。
小さなお子さんでも安心して水遊びを楽しむことができます。
中田島砂丘の成り立ちを探る
約10万年前、氷河期が終わり海面が上昇した頃、現在の浜松市の大部分は海の中でした。
その後、天竜川が上流から運んできた土砂が海に堆積し、「浜堤」と呼ばれる砂の層が形成されました。
これが中田島砂丘の基礎となります。
天竜川によって運ばれた砂は、波の力で海岸に打ち上げられ、さらに強い西風によって内陸へと運ばれて堆積しました。
こうして、浜堤の上に砂が積み重なり、現在の広大な砂丘が形成されたのです。
中田島砂丘は、天竜川、海、そして風の力によって長い年月をかけて作り出された自然の傑作と言えるでしょう。
中田島砂丘で楽しめること
中田島砂丘では、ただ景色を眺める以外の楽しみ方もあります。
例えば、砂丘を駆け上がったり、砂浜を散歩したり、凧揚げに挑戦したりと、楽しみ方は自由自在。
サンドアートを作っても面白いかも!
大人はなかなか難しいけど、子供たちにとっては遊びの方向かもしれません。
昔近くの小学校の遠足で、中田島砂丘にきては「サンドアート」を楽しんでいたそうですよ!
夕暮れ時が美しい中田島砂丘
中田島砂丘では、砂丘と海が織りなす美しいコントラストを楽しむことができます。
夕暮れ時には、砂丘全体がオレンジ色に染まり、幻想的な雰囲気に包まれます。
刻一刻と変化する空の色は、まさに自然が織りなす芸術。
波の音をBGMに、沈みゆく夕日を眺めるひとときは、格別です。
ぜひ、カメラに収めてその美しさを堪能してください。
知ってた?中田島砂丘はウミガメの産卵地!
実は、中田島砂丘はアカウミガメの貴重な産卵地なんです。
毎年5月~8月になると、母ガメが砂浜に上陸し、卵を産みます。
生まれた子ガメたちは、砂の中で約2ヶ月間過ごし、その後、一斉に海へと旅立ちます。
こんな神秘的な光景が、毎年繰り返されているんですね。
ウミガメを守るために私たちができること
しかし、近年、ウミガメの数は減少傾向にあります。
その原因の一つに、海洋ゴミの問題があります。
ウミガメは、ビニール袋をクラゲと間違えて食べてしまったり、漁網に絡まってしまうことがあります。
中田島砂丘を訪れる際は、ゴミを捨てないようにするのはもちろん、砂浜に落ちているゴミを拾うなど、美しい自然を守るために協力をお願いします。
でも、まぁゴミはそこら辺に捨てるもんじゃないですけどね。
中田島砂丘を訪れる際の注意点
- 砂丘内は日陰が少ないため、帽子や日焼け止めなどの対策を忘れずに。
- 夏場は砂浜が非常に熱くなるため、サンダルではなくスニーカーを履くのがおすすめです。
- ゴミは持ち帰り、自然環境を守りましょう。
中田島砂丘まとめ
中田島砂丘は、雄大な自然を感じながら、その成り立ちを学ぶことができる貴重な場所です。
ぜひ一度訪れて、自然の力強さ、そして美しさを体感してみてください。
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