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第3弾!【天竜浜名湖鉄道観光】都田駅~宮口駅までの地元の残したい風景7選

 2019/02/01
学ぶ この記事は約 8 分で読めます。

天竜浜名湖鉄道 都田駅

第3弾!【天竜浜名湖鉄道観光】地元の残したい風景

都田駅舎には、世界でひとつの「スローライフが始まる駅」というテーマの「駅Cafe」が入っています。

古材を活かしてたリノベーションした空間で、ファブリックパネルが駅のホームにもデザインされています。
2015年には、無人駅舎[Miyakoda 駅 cafe]としてGOOD DESING賞を受賞しています。

スローを感じるその雰囲気の中、心にゆとりと優しさを与えてくれる素敵な空間を楽しんでみませんか。

 

天竜浜名湖鉄道 都田川橋梁

第3弾!【天竜浜名湖鉄道観光】地元の残したい風景

登録有形文化財に登録されているこの施設は、フルーツパーク駅から西へ100メートル余の都田川に架かる橋梁です。

水中に浸かる2本の橋脚は他と異なり、底部が円形で脚部も円柱です。
低水位ラインから線路面までは14メートル以上もあり、ここを渡る時の車窓は見所のひとつです。

 

天竜浜名湖鉄道 宮口駅

第3弾!【天竜浜名湖鉄道観光】地元の残したい風景

宮口駅も、本屋及び上りプラットホームと待合所及び下りプラットホームが登録有形文化財に指定されています。

宮口は、国鉄二俣線開業前の、1924年から1937年まで現在の遠州鉄道浜北駅(旧貴布祢駅)の間を結ぶ西遠軌道の軽便鉄道の宮口駅が、現在の駅の南側にあり、当時から栄えていた町です。
その歴史も古く、100年以上続く老舗も点在しています。

 

金剛山 庚申寺

第3弾!【天竜浜名湖鉄道観光】地元の残したい風景

宮口駅から西に歩いて5分のところに【庚申寺】があります。

昔から大阪の四天王寺と並んで遠州地方の庚申信仰の中心として栄え、日本三庚申の一つに数えられる名刹です
神亀2年(725年)、現在の境内地の北西に観音山光明寺として創建されたといわれてます。
明徳元年(1390年)、金剛山庚申寺として再興されています。

昔から参拝客が多く訪れ、門前通りでは、創業100年を越えるお店もたくさんあります。

毎年、庚申(かのえさる)の日にちなんだ大祭が開催されます。
2019年は1月13日(日)に行われ、その時の風景を描いてみました。

 

花の舞酒造株式会社

第3弾!【天竜浜名湖鉄道観光】地元の残したい風景

庚申寺の門前通りに【花の舞酒造】があります。

銘柄は天竜川系に古来から伝わる奉納おどり「花の舞」に由来します
花の舞の創業者/高田市三郎が遠江国あらたま村宮口で清酒製造業を始めたのは、江戸末期の元治元年(1864年)です。

酒造工場見学は年始以外毎日行っているそうで、9名までは予約不要(それ以上は要予約)とのことです。
試飲もできます。

幾多の賞を受賞した銘酒を是非お試しください。

 

有限会社 山口屋染房

第3弾!【天竜浜名湖鉄道観光】地元の残したい風景

庚申寺の門前通りからもう一軒。
明治創業の【老舗染物屋】です。

浜松市内でも2、3件くらいしかなく、地元の祭りの法被はもちろん、浜松まつりの法被の色染めもしています。
法被以外にも、のれん、旗、幕など、手染めにこだわり、オリジナルにこだわる染物屋です。

地元のお祭りの時の風景を描きました。

 

木喰上人仏像

第3弾!【天竜浜名湖鉄道観光】地元の残したい風景

宮口駅から北へ車で15分くらいのところに堀谷という地域があります。

堀谷徳泉寺に、木喰五行上人が彫られた木喰仏が11体残されています。
独特のほほ笑みを浮かべているのが特徴です。

寺の入り口に、コンクリートと正面ガラスで保護された厨子があり、誰でも見ることができます。
市指定有形文化財(彫刻)になっています。

木喰五行上人は、江戸時代中期の享保3年1718に誕生し、22歳の時に出家。
45歳の時、木喰戒五穀を口にせず、木の実やそばの実しか食べない)という厳しい修行を行いました。

また、この時、日本回国日本全土を回ることの大願を立てています。
木喰上人が掘谷の地へ来たのは、寛政12年180083歳の時です。

上人はここで、5月8日までの1ヶ月間に十王と葬頭河婆の11体の像を彫刻しています。
荒削りですが、素朴な仏像を見ていると、心が落ち着きます。

ガラスの反射で上手く写真が撮れなかったので、資料の写真を基に絵を描きました。

 

木喰五行上人が製作した木喰仏ですが、現存するものは約720体確認されています。
浜松では、他にも引佐町狩宿の寿龍院に奉納されたものもあります。

 

ご紹介7スポットの詳細情報

天竜浜名湖鉄道 都田駅

天竜浜名湖鉄道 都田駅

天竜浜名湖鉄道「都田駅」

無人駅です。
「駅Café」が併設しています。

住所 浜松市北区都田町5563-21
電話 天竜浜名湖鉄道営業課
053-925-2276
駅設備 トイレ
公衆電話
バス停
駐車場 5台分の無料場あり
HP https://www.tenhama.co.jp/
「駅Café」
営業時間
11:00〜16:00
※15:30ラストオーダー
「駅Café」
定休日
火・水・木

 

天竜浜名湖鉄道 都田川橋梁

天竜浜名湖鉄道「都田川橋梁」

住所 浜松市北区都田町嶋4605-2
電話 天竜浜名湖鉄道株式会社営業課
053-925-2276

 

天竜浜名湖鉄道 宮口駅

天竜浜名湖鉄道「宮口駅」

無人駅です。

住所 浜松市浜北区宮口119-2
電話 天竜浜名湖鉄道営業課
053-925-2276
駅設備 トイレ
公衆電話
バス停
駐車場 なし

 

金剛山 庚申寺(こうしんじ)

臨済宗金剛山 庚申寺

住所 浜松市浜北区宮口635
電話 053-589-8430
拝観料 無料
駐車場 無料駐車場あり
アクセス バス 遠州鉄道西鹿島線「小松駅」からバス乗車約15分
電車 天竜浜名湖鉄道「宮口駅」から徒歩約5分
遠州鉄道西鹿島線「浜北駅」から車で約10分

 

花の舞酒造株式会社

花の舞酒造株式会社

花の舞酒造工場見学があります。

住所 浜松市浜北区宮口632
電話 053-582-2121
見学予約
【直通電話】
0120-117-322
※休日及び17:00以降は留守番電話
※10名以上の場合は要予約
見学予約
【FAX】
053‐582‐2226
見学予約
【メール】
 info@hananomai.co.jp
見学時間 10:00〜18:00
※所要時間 60分〜90分
見学料 無料
見学休み 年始(1月1日‐2日
営業日 営業日カレンダー
駐車場 無料駐車場あり
アクセス 電車 天竜浜名湖鉄道「宮口駅」から徒歩約5分
●新東名「浜松SAスマートIC」から約5分
●新東名「浜松浜北IC」から約10分
●東名「浜松IC」/「浜松西IC」から約30分
公式HP http://www.hananomai.co.jp/

 

有限会社 山口屋染房

有限会社 山口屋染房

住所 浜松市浜北区宮口631-2
電話 053-589-8411

 

堀谷徳泉寺

臨済宗方広寺派 徳泉寺

住所 浜松市浜北区堀谷541
電話 浜松市役所市民部文化財課
053-457-2466
拝観時間 自由

 

その他の天浜線記事はこちら

 

天浜線沿線の風景画を描いて・・・

浜松市北区の都田駅から宮口駅間をお届けしました。
都田駅周辺にはフルーツパーク、宮口駅付近には庚申寺や花の舞酒造株式会社等の観光スポットが点在しています。

天竜浜名湖鉄道「二俣駅」では、昨年より転車台ツアーに新企画が登場しました。
天浜線の洗車体験&電車に乗車したまま転車台体験ができるそうですよ。

土日のみの限定ツアーも楽しみつつ、ぜひ電車に乗車して各駅ごとの趣の違いや歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

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第3弾!【天竜浜名湖鉄道観光】地元の残したい風景

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この記事を書いたひと

山下清生

山下清生

浜松工業高校デザイン科卒。
3年間印刷会社でデザイナーを経験したあと、ヤマハ発動機(株)勤務。
定年を迎えましたが、引き続き勤務中。

だから、昔から好きだった絵を描くことを再開しました。
(まだ5年くらいは働きますが・・・)
今、描きたいものが、たくさん目の前に現れています。
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<受賞歴>
2020年 2月 「浜松市芸術祭第67回市展」入選
2020年11月 「日本国際水彩画会秋季秀作ネット展2020」入選
2021年 4月 「第21回日本国際水彩画交流展」入選
2021年 6月 「第4回日美展・絵画部門」入選
2021年 9月 「第45回記念新日美展」佳作入賞
2021年11月 「JIWI秋季国際水彩画展2021」入選
2022年 1月 「浜松市芸術祭第69回市展」入選
2022年 6月 「第5回日美展 絵画部門」優秀賞
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◆絵だけでなく小説の執筆活動にも挑戦していました。

1996年(平成8年) 作品「こちら何でも相談室」創元推理短編賞 
2001年〜2005年頃 掛川市大須賀に在住のミステリー作家の「木谷恭介」に弟子入りして、木谷工房に参加
         「玉沖好也(たまおきよしや)」というペンネームで一部下書きとアイデア出し、表紙を担当させていただきました。
2012年(平成24年) 作品「二俣城備忘録」伊豆文学賞 
2020年(令和 2年) 作品「二俣城攻防録」ふじのくに芸術祭2020文学部門小説の部 奨励賞
2021年(令和 3年) 作品「潮流(万石事件)」ふじのくに芸術祭2021文学部門小説の部 入選