マリンスポーツの聖地 浜名湖・村櫛海岸で初ウィンドサーフィン体験

静岡県西部にある大きな湖、浜名湖。

その浜名湖の東南側の位置にあるのが「村櫛海岸」。
浜名湖ガーデンパークのすぐ西側の海岸です。

この「村櫛海岸」には、1年を通して楽しめるウィンドサーフィンスクールがあります。
今回、初めてウィンドサーフィンを半日体験してきましたので、レッスンや穏やかな浜名湖の様子をお届けします。

 

ウィンドサーフィンが盛んな浜名湖

浜名湖は、淡水と海水の栄養素が混じる生物の種類も豊富な汽水湖として有名な湖です。
実は日本で10番目に大きい湖で、周囲の長さは汽水湖では3番目に長いんだそうです。

地図などで見ると結構面白い形をしていると思います。
大きくて形が複雑だからこそ、その各所で様々な特徴があるようです。

浜名湖は北側と南側で様子が異なるようですが、波が立たず、潮の流れや風が比較的穏やかなです。
そのため初心者でも上級者でも楽しめる、さまざまなマリンスポーツが昔から盛んに行われています。

数々のマリンスポーツの中でも、古くから浜名湖の地元の人々にも愛されているのがウィンドサーフィン。

ヨットの帆とサーフィンのロングボードを組み合わせたような形が原型ですが、サーフィンと異なるのは風を原動力として浮遊しているということ。
風の速度、方向、タイミング、“ウィンド”（風）サーフィンというくらいですから、このスポーツに波はなくても『風』は欠かせません。

浜名湖のように波も立たず、絶好な風を感じながらウィンドサーフィンを1年中楽しめる最適な場所は、なかなかないそうです。

 

浜名湖 村櫛海岸について

最高のコンディションが整っている村櫛海岸には、初心者、上級者問わず多くのウィンドサーファーたちが県内外から集まります。

埋立地でもある村櫛海岸は、庄内半島の南端に位置し浜名湖の中では比較的潮の流れが有る海岸です。
遠州灘に吹く「遠州のからっ風」と呼ばれる強い北西風がとても入りやすいことから、ウィンドサーフィンの好条件が揃う絶好のスポットと言われています。
また、遠浅がずっと広がっているためこれからウィンドサーフィンなどのマリンスポーツを始めたい初心者にも安心。

春から秋は程よい風が吹くので、特に初心者や中級者には優しく、ウィンドサーフィンを始めるのに最適なコンディションだそうです。

 

体験レッスンを開催しているWIND VILLAGE（ウィンドビレッジ）

ウィンドサーフィンが初めての方でも安心してウィンドサーフィンスクールが受けられる所が村櫛海岸にあります！
それが「ウィンドビレッジ」さんです。

ウィンドサーフィン用具を取り扱っているWINDS171というお店で講習を受けたりし、更衣室やシャワールームなどの設備が完備されています。
ちなみにシャワーは温水も出るので冬場でも安心です（笑）

 

目印は青い建物

県道323号線（村櫛舘山寺道路）より浜名湖県立自然公園大駐車場をまたぐと海岸に出ることができます。
青い建物（WINDS171）が目印です。

 

インストラクターはプロ選手

WIND VILLAGE（ウィンドビレッジ）様より拝借画像

教えてくださるインストラクターさんは、JWA（日本ウィンドサーフィン協会）フリースタイル種目のプロ選手でもある山本卓史（やまもとたくし）氏。

20歳の頃にウィンドサーフィンに出会い、始めた1年後から競技大会にチャレンジ。
2年後には指導をスタートするなど、ウィンドサーフィンに夢中になった結果、わざわざマリンスポーツの盛んな湘南・逗子に移住してプロ資格を獲得するほど、ウィンドサーフィンLOVEな方です。

 

ウィンドサーフィン体験コースの料金や持ち物

WIND VILLAGE（ウィンドビレッジ）様より拝借画像

体験コースは1日、半日午前、半日午後と3つの中から選べます。

■体験コース

1日体験	10：30集合～15：00頃終了	¥8,800（税込）
半日午前	10：30集合～12：30頃終了	¥6,600（税込）
半日午後	13：00集合～15：00頃終了	¥6,600（税込）

 

■体験料金に含まれるもの

・講習費

・レンタル料（ウィンドサーフィン道具一式、ウェットスーツ、ライフジャケット）

・施設使用料

 

■持ち物

・水着（夏季以外はウェットスーツの中に着られるもの、インナーなどでも可）

・バスタオル

・マリンブーツ（濡れても良い運動靴でも可） ※サンダルやクロックスは不可

・水分

・1日体験の方は昼食

 

小中学生対象コースもあります

また、小中学生対象のジュニアスクールも開催中です。
開催日等はホームページからご確認ください。

子どもの頃からウィンドサーフィンが趣味ってカッコいい（笑）

 

いざウィンドサーフィンに初挑戦！

地元のサーファーさん達も風が良いとお昼過ぎ頃から入水しているようです。

私は「半日午後」コースに参加しました。
約2時間のレッスンです。

私が行った日は平日だったということもあり、午後でも割と静かに体験に集中することができました。

 

ウィンドサーフィン講習

まずはWINDS171の2階でコロナウイルス感染症に関するセルフチェック。
その後、ウィンドサーフィンの原理や操作方法に関するDVDによる講習を受けます。

私がまず不思議だったのが、エンジンもない、サーフィンのように波に乗るわけでもないのに、どうやって動くのか。

ウィンドサーフィンはまるで飛行機の羽と同じような力がセイルに働き、その力で行きたい方向へと操作されます。
つまりセイルが受けた風によって生まれる“揚力”によって、ボードは進んでいきます。

 

更衣室でウェットスーツに着替え

基本的に背中で風を受け、セイルをコントロールして進む。
講習を受け、頭ではなんとなく理解できても、実際体験しないと良くわかりません（笑）

ということで次は更衣室でレンタルのウェットスーツに着替え、陸上で実践です！
ちなみに更衣室は男女分かれているので安心です♪

 

陸上でのレクチャー

実際に芝の上にボードとセイルを組み立てて用意してくださいます。

セイルの操作の仕方や、ボードから落ちた時の対処方法などのレクチャーを聞き、いよいよ入水！

 

いざ入水！

いざ入水すると遠くまで行っても足が着く浅ささに驚きました！
これが初心者が村櫛海岸で練習するのにぴったりの場所であるという理由ですね！

体験日の風は、南東風10m/s。
この日はインストラクターの山本さんも驚く程不安定で割と強い風で、初体験には難しい風だったそうです・・・
何度かボードから落ちたのですが、足がつくので安心して練習ができました。

 

風を感じて湖面を滑走

何度も落ちながら練習を繰り返すうちに、講習で受けた原理が身体で掴めるようになってきます。

初めのうちは風に煽られながらセイルとボードとのバランスを取ることに必死なため、風を感じる余裕はありませんでした。
次第に風の強さ、向き、タイミングがなんとなく感じられるようになります。

セイルで風を受け、ブームを握ってコントロールしながら湖面を走る。

風をしっかり受けることができると、思った以上に速いスピードで進んでいきます。
世界記録は時速100km以上も出るんだとか！

長い距離を乗れるととても気持ちが良く、もっと長く滑走したい欲が湧いてきます。

風と水の力を利用しながら、自然の中で没頭できるマリンスポーツが、好条件で浜名湖でできるのにやらないのは勿体ないと感じる程楽しかったです！

 

周辺ビーチカフェでリゾート気分

ウィンドビレッジのすぐ近くに「はまなこみんなのカフェ」という小さなカフェがあります。

浜名湖周遊を楽しむライダーやサクリングの人たちが集まる場所になっているようです。

土日祝、風のある季節しか営業をしていません。
2021年は4月から営業を再開しました。

はまなこみんなのカフェ むらくしビーチ店：「自家製レモネード」650円

大きめの音量の音楽と、夕方にかけて強くなる西日、みんなのカフェ自家製レモネード、お店から見えるウィンドサーファーたち。

いつもと違う休日がなんだかとても特別に感じました。

 

ウィンドサーフィンを始めるなら今でしょ！

浜名湖エリアは春から秋は程よい風が吹きます。
初心者や中級者には、程よい優しい風でウィンドサーフィンを始めるのに最適なコンディションだそうです。

つまり、始めるなら今です！！
1年通して楽しめる村櫛海岸にあるウィンドビレッジスクールでは、今回のように半日や1日体験レッスンだけでなく、通年継続して受講できるコースもあります。

冬の本格的な強い北西風に向けて、今から練習あるのみです！
上達すればジャンプしたりする事もできるので、楽しさが増していくスポーツであるのも魅力的です。

 

ご紹介の施設　詳細情報

WIND VILLAGE（ウィンドビレッジ）ウィンドサーフィンスクール＆クラブ

 

はまなこみんなのカフェ むらくしビーチ店

 

知らなかった魅力がすぐそこの浜名湖 村櫛海岸に

今回スクールに、私はたまたま一人で参加したので当日までは楽しみでしたが、レッスン初めは緊張していました。
でもインストラクターの山本さんはとても気さくな方で、スクール中も水の中でボードを支えたり、ずっと声を掛けてくださったので、集中して楽しむことができました！

何か趣味など始める時もそうですが、最初はレッスンを受けてみようと思っても「どこで？」「誰に？」教われば良いのか考えますよね。

ウィンドサーフィンにちょっと興味が出てきたなと思われた方、是非気軽にWIND VILLAGE山本さんにご連絡してみてください。
もしくは実際に村櫛海岸に足を運び、ウィンドサーファーさんたちの様子を見に行かれると、きっと始めたくなりますよ。