40代の初挑戦!『浜名湖サイクルツーリングガイド2017』に初心者で参加してきました【前編】
「人生、下り坂最高~!」
俳優・火野正平さんが日本全国を相棒・チャリオ(自転車)で旅する番組、NHKの「日本縦断 こころ旅」の放送が3/27から始まりましたが、ご存知ですか?
BSプレミアムで朝晩と放送されているんですが、視聴者から番組に寄せられたお手紙に書かれている場所が旅の目的地なんです。
視聴者ひとりひとりの心に大切にしまってある「こころの風景」を書かれているエピソードとともに紹介されています。
各地のキレイな風景や街並み、出会う人々とともに火野さんが時には息切れしながら颯爽とサイクルツーリングしている様子は、サイクリストでなくても、番組のファンが多いと思います。
今回、この番組の火野正平さんに憧れた40代のオバチャンが初挑戦してきたサイクルツーリングの模様をお届けします。
この記事の見出し
『浜名湖サイクルツーリングガイド2017』に参加するきっかけ
前回のガイドライドに参加した御縁で、今回の『浜名湖サイクルツーリングガイド2017』前日開催のガイドライドに自転車協会様よりお誘いを頂きました。
距離は、なんと 約42㎞‼
フルマラソンとほぼ同距離。
車でも遠出に感じる長距離を、自転車で走行することは全く想像ができないので、お話を頂いても始めは正直躊躇していました。
「初心者でも大丈夫! 10~15㎞くらいのスピードでゆっくり走りますし、42㎞ずっと走り続けるわけではなく、何カ所か観光地に立ち寄るので休憩できます!」
ガイドさんより、このような風に勧められました。
と言われても……「42㎞もの長距離を私が自転車で走れるの?!」とかなり不安な私。
今回はサポートカーが一緒に同行し、荷物や買い物したモノを預けたり、万が一体調不良になった時はリタイヤできる体制であったので思い切って参加することにしました。
4コースある『浜名湖サイクルツーリング2017/ガイドライド』
今回のガイドライドは4つのコースがありました。
いずれのコースも、発着は浜名湖ガーデンパークです。
ガイドライドなので、スタートからゴールまで、延々と自転車で走るのではありません。。
観光スポットへ行き、買い物したり、ランチやティータイムが楽しめるんです。
初心者にはかなりの長距離で不安‼と思っても、グルメや観光がセットのサイクリングなら、ちょっぴり遠足気分♪になれますよね~。
実際、20~30分走ったら見学ポイントに到着するので、意外と距離も疲れも感じることなく走行できました。
1コースに付きガイドさんが3名ほど引率し、ガイドさんの案内通りに自転車で走るだけ。
少しぐらい他の方から遅れても、すぐに「自分のペースで走行してくださいね!」とガイドさんが優しく励ましながら傍についてくれたので、安心してツーリングできましたよ。
Aコース「女性におすすめ!浜松コース!」約42㎞
浜松市西区のうなぎパイファクトリーを見学。
その後、浜松市中区の「根上松」「浜松城天守閣」見学し、軽便鉄道跡遊歩道を通過。
大河ドラマ「おんな城主 直虎」では菜々緒さんが演じている徳川家康の正室・築山御前(瀬名姫)が家康の家臣によって殺害された時の血の付いた太刀を洗ったとされる池「太刀洗の池」を見学。
佐鳴湖湖畔にある印度カレー「mana」にてランチ&「パティスリー・ラ・ヴェリテ」にてスイーツタイム。
疲れを取るカレーとおいしいケーキを食べて、エネルギーをチャージ。
はまゆう大橋を通って湖畔駐車場の「映画『飛べ!ダコタ』FL910」展示見学するコース。
Bコース「旧東海道サイクリングコース!」約42㎞
舞阪松並木を抜け、旧東海道の3宿場「舞阪宿」「新居宿」「白須賀宿」散策します。
潮見坂を上って「汐見茶屋」でランチタイム♪
その後、「おおやど白須賀」や「豊田佐吉記念館」を見学します。
休憩のティータイムでは、新居宿で有名な「平太郎」に立ち寄り、たい焼きを食べて浜名湖ガーデンパークに戻ってくるコース。
Cコース「湖上遊覧コース」約46㎞
湖西市「海湖館」までサイクリングし、自転車と一緒に湖上遊覧船「限定ウクレレ号」に乗船。
浜松市北区三ケ日の瀬戸港下船し、「サイクルミュージアム」見学。
周辺の写真撮影スポット「礫(つぶて)島・瀬戸湾」に立ち寄り、思い思いに景色を堪能します。
ランチタイムは「鰻屋さくめ」で浜名湖名産の鰻をいただきます。
お土産購入には、景色の良い「浜名湖サービスエリア」に立ち寄り、買い物が楽しみます。
最後は「大河ドラマ館・気賀関所」に立ち寄りながらゴールの浜名湖ガーデンパークを目指します。
Dコース「井伊直虎ゆかりの地巡りコース」約44㎞
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」ゆかりの地を巡るコースです。
「大河ドラマ館」「気賀関所」を見学した後、井伊家の居城だった「井伊谷城跡」を徒歩で見学し、城跡の公園で出世法師直虎ちゃん弁当でランチタイム♪
食後は、「浜松市地域遺産センター」を見学します。
そのあと、「渭伊神社」と大河ドラマロケ地でパワースポットとしても人気の「天白磐座遺跡」、井伊家の菩提寺「龍潭寺」や井伊家発祥の地である「井伊共保公出生の井戸」を見学し、ゴールの浜名湖ガーデンパークに向かいます。
自転車初心者がツーリング参加前に準備したこと
前回のガイドライドの反省点
前回のガイドライドでは、JR浜松駅から浜松城公園までのサイクリング。
歩いても30分以内で行くことができる距離でした。
なので気軽に普段着のまま、何の準備もなく参加してしまいました。
でも、ロードバイクやクロスバイクはママチャリや通学用自転車と違って、チェーン部分にカバーが付いていないんですね~。
当日レンタルした自転車に乗るまで、全然気が付きませんでした。
(そのくらい自転車に関してはド素人の私(^^;)
スカートや裾の広がったパンツを履いていると、チェーンに絡みつき、洋服を傷めるだけでなく大変危険なことを学びました。
服装をなんとかしなくっちゃ!
服装
今回のガイドライドは、サポートカーが同行して、買い物したモノや持参した荷物を預けることができます。
途中で荷物を取り出したりできるので防寒用に上着を余分に持参するよう、ガイドさんよりアドバイスを頂きました。
3月下旬とはいえ、日中も曇り空だと12℃くらいの冷え込みを感じていた浜松。
この時期のサイクリングは、寒さ&遠州のからっ風対策が必須です。
さて、服装はどうしよう?
「サイクリングには、[汗を素早く発散するウェア][足の動きを制限しないパンツ]を着用した方がいいですよ。」
ウェアを探しに行ったスポーツ用品店でこのようにアドバイスを受けました。
でも、サイクリスト用のパツンパツンのウェアは、体のラインがはっきり出すぎるので初心者の私にはかな~り抵抗を感じます。
普段、特にスポーツしてないから、スポーツウェアやシューズなんて全く持ってないよ。困ったっー‼
子ども達のジャージやウィンドブレーカーで着られるサイズのモノでなんとか対応することにしましたが、まだまだ足りません。
ということで急遽、購入したモノがこちら↓↓↓
・スポーツシューズ
・グローブ(滑り止め付きで発汗仕様のモノ)
・スポーツ用サングラス
・スポーツ用スパッツ
サイクリング用のサングラスは、ヘルメットをかぶった状態でも身につけられるように、耳にかける部分は細く真っすぐになっています。
ですが専用のグラスはお値段がかなり高いので、できるだけ同じような蝶番から細い形状のサングラスを探して購入しました。
初心者といっても、これからサイクルツーリングを趣味にされる方は、ぜひ自転車専用グラスを購入してくださいね。
日射しだけでなく、風よけ、粉塵よけにもなるので、長距離サイクリングに出かける時はサングラスは必須だと実感しました。
持ち物
・自転車
・ヘルメット
・グローブ
・健康保険証(任意)
・飲み物
・補給食
・参加内容の資料
・自転車用工具や換えチューブなど
我が家には通学や通勤用の自転車がありますが、私自身は自転車を持っていないので、今回のガイドライドでは、[自転車」[ヘルメット]をレンタルしました。
今回は、女子力UPできそう~♥なビビットピンクのロード系自転車を用意してくださいました。
可愛い~♪ ありがとうございます。
それにしても、サドルの高さがやっぱり高くてビックリ!
足が地面に全くつかなかったので実はちょっと下げたのですが、「これでは低すぎですよ~」とガイドさんに直されてしまいました。(^^;
べダルに足をまっすぐにして載せた時に、かかとがペダルよりも下がらないようなサドルの高さが良いそうです。なるほど~。
止まるときは、サドルからおしりを浮かせて、サドル前に立つ練習を出発前に少しばかり行いました。
トレーニングは特になし
普段、運動もしない、自転車もほとんど乗らない私ができることは・・・?
マラソン経験の友人からは「しっかりストレッチして体調を整えてね!」とのアドバイス。
3日前から朝晩、いつもより念入りにストレッチして、当日を迎えました。
浜名湖ガーデンパークに参加者大集合 8:00
参加者は全国から
『浜名湖サイクルツーリング2017/ガイドライド』は、地元浜松の方ばかりでなく、東は千葉県・西は滋賀県まで全国各地からはるばる参加されていました。
むしろ県外参加組の方が多かったです。
また、翌日の『浜名湖サイクルツーリング2017』のサイクリング大会にも参加する強者もいました。
参加メンバーは、ご夫婦やカップル、友人同士、そしてお一人で参加されている方がいました。
一人でサイクリングよりもガイド付きライドの方が、道に迷うリスクがないだけでなく、車が集団の自転車に注意してくれるので安心して走ることができるとか。
こちらは私が参加したAコースでご一緒した、関西から参加されたご夫婦。
お揃いのサイクリングウェアでバッチリ決めています。
背中には大きな『葱』の文字!?
自転車好きの「ねぎっこ市場」の社長さんがサイクルウェアまで作ってしまったそうです。
このサイクルウェア、会社の方だけでなく「ねぎっこ市場」を愛する全国各地のサイクリストにも着用されているとか。
初心者にとっては長距離に感じる今回のガイドライド、じつはサイクリストにとっては100㎞や200㎞が長距離なので、40㎞程度は自転車散歩レベルだそうです。
なので参加者の年代は、30代~60代まで幅広いのですが、30代の若い方よりもむしろ50代や60代の参加者が多かったです。
また、ロード系自転車の購入は高いので、若い人よりもお金に余裕がある40代以降から趣味にされる人が増えるんですって。
なるほど~!
健康的に歩くのもいいですが、自転車があればもっと遠くまでお散歩できるし、長距離でも疲れにくいところが自転車の良い点ですね。
引率のガイドさん
各コースには、ビブスを着用したガイドさんが引率してくれます。
私の参加したAコースのガイドさんは、計4名。
安田さん、外山さん、塩田さんの男性3名と掛川の女性ガイドが1名です。
Aコース参加者は、私を入れて計16名。
自転車で走行するときは1列なので、ガイドさんは、前・中間・後ろに分かれて参加者をサポートしてくれました。
開会式&各コース毎にブリーフィング(コース確認や注意事項の説明)
引率してくれるガイドさんの挨拶のあと、[コースの簡単な説明][昼食メニューの選択][走行上のルールの確認]がありました。
合言葉は「へどはんぶんさびくいたいわ」
自転車装備の確認が行われました。
乗車前点検には、合言葉があるそうです。
それが「へどはんぶんさびくいたいわ」
覚えられそうな、覚えられないような合言葉・・・(^^;
一つでも点検を忘れると、とっても危険なのは、ロードバイクに限らずママチャリでも同じです。
・「へど」・・・自転車の前部分のヘッド
・「はん」・・・ハンドル
・「ぶん」・・・ブレーキレバー
・「さ」・・・・サドル
・「び」・・・・BBというギアの中のこと。
・「くい」・・・クリックレバーの締まり具合
・「たい」・・・タイヤ
・「わ」・・・・4カ所のブレーキと変速のワイヤー
各部分にガタガタと緩みがないか、タイヤの空気がしっかりと入っているのかを一つ一つ丁寧に確認していきます。
パンクの原因は、多くが空気不足なんですって。
実際にガイドさんが目の前で装備点検のやりながら説明されたので難しくなくわかりやすかったです。
参加者は同じように各自で点検しました。
Aコース「女性におすすめ!はままつコース!」いよいよスタート!
出発前にトイレを済ませます。
準備ができたら、いよいよ出発!
Aコースはガーデンパーク南口から出て左折、左手に庄内湖を右手に浜名湖を眺めながら橋を渡り、1番目の観光スポット「うなぎパイファクトリー」を目指します。
3/25(土)浜松の朝は、曇り空ですが、風がなく走りやすい天候でした。
いよいよ次回、運動苦手な私が奮闘してきたサイクルツーリングの様子をご紹介します!
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